疲れているのになんだか眠れない! というとき
一息20秒ほどの深呼吸をすることで
脳に「休んでいいんだぞ」という
指令を送る
何かとストレスを受けやすい現代社会、「疲れているのに眠れない!」という人も多いと思います。
その原因は、「自律神経」の乱れです。
不規則な生活や人間関係のもつれなどから自律神経が乱れてしまうと、不眠や不安、体調の低下が引き起こされます。
しかし、それらの原因は生活に深く食い込んでおり、「自律神経が乱れているんだから生活を規則正しくすべし」「折り合いが悪い上司がいるなら転職すればいいのに」などと、簡単に変更できるものではありません。
そこで、すぐに治すことはできませんが、日々の習慣として神経を「整える」のが現実的な策です。
そこで、「深呼吸」の登場です。
深呼吸が緊張やストレスの軽減に有効だということを示す実験は枚挙に暇がありません。
ストレス耐性を示すコルチゾールの減少が見られたり、心拍数が減少したり、脳波が変化したり、あらゆる実験で証明されています。
東邦大学医学部の麓らの研究では、被験者に1分間に3~4回のペースで深呼吸をしてもらったところ、リラックスしていることを示すα波が増加し、感情を司る大脳皮質の活動が弱まる兆候が見られたと言います。
つまり、深呼吸をしたことで脳がクールダウンして、リラックスモードになったのです。
深呼吸の仕方は、ゆっくり息を吸って、できるだけゆっくり、20秒くらいかけて吐いてみます。
空気を全部出し切るイメージです。
一息、二息とついてみると、心が落ち着いていくのがわかると思います。
忙しい状態が続くと、脳がパニックを起こし、ずっとギアが入ったまま1日を過ごしてしまうことになります。
そんなときには「今は休んでいいときだ!」と強制的に休んでいる感覚を脳に伝える必要があり、深呼吸はうってつけのアクションなのです。
スポーツ選手も大一番の前に大きく息をつきますが、これも心を整えるために有効だからです。
空手では最初と最後に正座をして、黙想をします。
目を閉じてゆーーーーっくり息を吸って吐いて呼吸を整えるのです。
これが激しい運動の前後に、心のコンディションを整えてくれるのです。
寝る前にもこれをやるなど、毎日儀式のように行っていると、これがリラックスのスイッチとなって、一瞬で眠ることができるようになりました。
ただし、注意点が一つ。
「毎日深呼吸する時間をつくらないと!」などと、力を入れすぎるのも問題です。
焦燥感や切迫感を抱えている方ほど深呼吸は有効なのですが、焦燥感や切迫感は「○○しなきゃ」という気持ちから生まれます。
仕事などと同じような「やらなければいけないこと」という意識を極力持たないようにして、これでもかというくらいゆっくりと大きく息を吸い、ゆっくりと吐いてください。
吸ったら4、5秒、息を止めるとさらにさらに良いでしょう。
ただ、息をしているだけ、という瞬間が自然と生まれるような深呼吸ができたら、ほんの少しだけ、日頃の執着から解き放たれる瞬間を味わうことができるはずです。
ちなみに、筆者は何かモヤモヤすることがあったときも深呼吸します。
それだけですごく心が落ち着くのです。
みなさんも、ぜひこういうリセットスイッチをつくってみてください。
「科学的に元気になる方法集めました より」
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この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
ビタミンB12について?
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