毛細血管を増やす5分程度の軽い筋トレと15分のウォーキング

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毛細血管を増やす5分程度の軽い筋トレと15分のウォーキング
 
脳を含めた全身の循環の働きほとんどが、毛細血管の働きの結果です。
循環強化とか血管保護とかは、即ち毛細血管強化であり保護なのです。
だが、毛よりも数十分の一細い毛細血管の強化は容易ではありません。
そこで簡単で効果もあり、おかつ実行と継続可能な方法を考えてみましょう。
 
毛細血管は、超薄い壁に守られた、超細い血管です。
超薄い壁には、ハードな運動は厳禁です。
物理的に強い力がかかれば、毛細血管はもろく破れてしまうからです。
また、過度な運動は発ガン作用を持つフリーラジカルを大量発生させて逆効果という説もあります。
つまりは、怠け者運動的なソフトな運動を、1日数回、暇のあるときに行う。
これが効果的なのです。
怠け者運動的なソフトな運動といわれても、漠然としてとらえどころがない。
ハーバード大学医学部やパリ大学医学部、事業構想大学院大学の根来秀行教授のお話です。
「毛細血管を増やすには、運動で血流をアップさせることが重要。
ただし、過度な運動はフリーラジカルを大量発生させて逆効果になる。
そこでおすすめは、5分の軽い筋トレと15分ウォーキングだ」と。
 
脚を動かせば大量の血液が動き出し、全身に血液が届く
 
それも難しいようならば、こんな工夫はいかがでしょうか。
我々の循環は握りこぶし大の心臓ポンプに頼っています。
握りこぶし大の心臓ポンプは決して大型でない。
しかし作業内容は非常に大きい。
人体の血管をつなぎ合わせると、地球を二周り半ほどの長さになるといいます。
距離的に言えば、東京を出発して、地球を二周り半で真反対の南米に血管の先が届くのです。
その長さの血管に、絶えず血液を送り続けることは、想像以上の大仕事です。
こうして考えてみると、こぶし大の心臓ポンプでは力不足が生じやすい。
でも、循環は一秒たりとも休むことは許されない。
無理を承知で心臓ポンプを酷使します。
無理が続けば故障も起きる。
心臓ポンプの故障は致命的です。
致命的故障が連発するならば、命がいくつあっても足りないでしょう。
こうした悲劇を回避するために、筋肉の援助軍が登場します。
筋肉が動けば、筋肉内の血管を、乳絞りと同じくしごきます。
そのしごき効果によって血液は送り出される。
かくして、心臓ポンプを助けながら、全身循環を可能にしているのです。
循環の一部が分かったところで、次に進みましょう。
筋肉を動かして、乳搾り循環を行なう。
では、どの筋肉を動かせば、より大きな効率を生むのでしょう。
基本は全身運動ですが、独断と偏見を交えて、私見を述べましょう。
主に動かしたいのは、脚です。
脚は体を支える必要上、大型の筋肉が付いています。
大型の筋肉には多数の血管が入り込んでいるのです。
つまり脚を動かせば、大量の血液が動き出し、循環が効率よく働き、全身に血液が届くわけです。
「人の名前が出てこなくなったときに読む本 より」
 
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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。
LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。
 
でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?
それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。
LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。
ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。
それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。
 
この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。
ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。
ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。
心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。
この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。
そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。
 
それはビタミンBです。
ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。
ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。
体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
 
ビタミンB12について?
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