序章 「うつ」に注意

序章 「うつ」に注意

 

「やる気が出ない」「頭の働きが悪くなった」……

そう感じるようになったら、

まずは「うつ」の予防を心がけること。

セロトニン」不足は、

うつの大きな引き金となるので要注意

 

「中高年」と呼ばれる年齢になって「どうも最近やる気が出ない」「活動的でなくなった」「頭の働きが悪くなった」……と感じたら、まずは「うつ」を疑ってみる必要があります。

とりわけ、中高年がうつになりやすくなるのは、脳内神経伝達物質のひとつである「セロトニン」の不足が大きな要因といわれています。

 

 

うつ症状が起こるのは、神経細胞間や筋繊維間に形成される「シナプス」という接合部での神経伝達物質の受け渡しがうまくいかなくなることが原因のひとつと考えられています。

 

シナプスには隙間があり、その隙間にセロトニンが入り込むことで神経伝達が行われるのですが、シナプスの隙間でセロトニンを受け損なうと、セロトニンは放出もとに吸収されてしまいます。

このような場合や、あるいはもともとセロトニンの放出量が少ないために神経伝達がうまくいかなくなると、気分が落ち込んで「うつ」になるのです。

 

 

SSRI」という抗うつ剤(比較的副作用が少ないといわれてきましたが、最近副作用が話題になっています)では、セロトニンが放出元に吸収されるのを抑える働きがありますが、もともと放出されるセロトニンが少なければ効き目も薄くなります。

うつの予防には、「セロトニン」を減少させないようにすることです。

 

 

男性更年期」にも要注意

 

「うつ」だと思ったら……

男性にもある、「更年期」。

そのメカニズムと心身への「影響力」を知っておこう

 

アグレッシブさ、クリエイティブさがなくなってきたら、男性の場合は、「うつ」のみならず「男性更年期(いまはLOH=加齢性腺機能低下症といいます)にも要注意です。

「えっ、男性にも更年期?」――と思われるかもしれませんが、更年期障害は女性のみのものではありません。

 

人体には、ごく微量で各器官の働きや免疫機能、代謝機能をコントロールする、生命維持に欠かせないホルモンが約70種あるといいます。

これらの種々のホルモンは、40~50歳くらいを境にその分泌量が減少します。

 

とりわけ、女性は女性ホルモンが急激に減少し、男性は男性ホルモンの減少が目立ち始め。それによって体内のホルモンバランスが大きく崩れると、ほてり、発汗、めまい、頭痛、耳鳴りなどの様々な身体症状の他、無気力、集中力や記憶力の低下、イライラ、不安感、抑うつなどの心因的な症状が現れます。

これら不定愁訴が「更年期障害」と呼ばれるものです。

 

日本人はこの心因的な症状が強く現れやすい傾向があり、「うつ」と診断された人のなかにも、実は「更年期障害」であるという人も相当数いるとみられています。

 

女性の場合は「閉経」を伴うため比較的わかりやすいのですが、男性の場合なかなか意識したり自覚したりする機会もないだけに、「更年期障害」には要注意です。

「50代からはじめる老けない人の「脳の習慣」 より」

 

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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。

血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。

それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。

とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

 

また、老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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序章 50代からは「脳の老化」に気をつける

序章 50代からは「脳の老化」に気をつける

 

「歳だから」を言い訳にしない

 

「いやいや、もう歳だからな」

「寄る年波には勝てないよ」

という“言い訳”を言う前に知っておきたいこと

 

誰しも50歳を超えたあたりから、スポーツ、仕事、何をやるにも20代、30代のときのような「体力」のないことに気づいて愕然とするものです。

体力だけでなく、何をするにも「なかなかやる気が出ない」「腰が重くなった」「熱中できない」「集中力が続かなくなった」――このような日常の「症状」からも「もう若くない」ことに気づかされます。

 

 

ここで、「もう歳だから」「寄る年波には勝てないから」仕方がない――と、言い訳ともあきらめともつかぬ言葉で自分を慰めてしまいがちなのですが、それでは何の問題の解決にもなりません。

 

この「寄る年波」が「どこから寄ってきているのか」を知ることで、その「波」の訪れを遅らせることができれば、「寄る年波」の影響を最小限に抑えることもできるのです。

 

そもそもこの「寄る年波」の大部分は、「自分の年齢(加齢)とともに『脳』に問題が生じてくること」が原因、つまり「脳」からきています。

 

ではその「脳」の問題とはどのようなことなのでしょうか。

 

中年以降の「脳」のなかで起こっていることと、その影響について知っておくことが、「老いへの焦り・恐れ」を克服する第一歩です。

 

 

中年以降の「脳」について知っておく

 

1.前頭葉が委縮してくる(前頭葉の老化)

2.脳内神経伝達物質(セロトニンなど)が不足してくる

3.動脈硬化が起こる

4.男性ホルモン(テストステロン)が減少する(男女とも)

 

1.前頭葉の萎縮……脳の前頭葉は、人間らしい「知性」――意欲・好奇心・創造性・計画性などを司る部分ですが、早い人で40代から縮み始める、つまり老化し始めます。萎縮が進むと、感情のコントロールがきかなくなったり思考が平板になったりします。

 

2.セロトニンなどの脳内神経伝達物質の不足……セロトニンの減少は「うつ」を引き起こしやすくします。一時的な減少でも意欲低下やイライラなど心の不調をもたらします。

 

3.動脈硬化……脳の血管は非常に細く、動脈硬化が進むと徐々に、細い血管の内部がつまりやすくなるため、とりわけ深刻です。脳の動脈硬化が進行すると自発性がなくなります。

 

4.男性ホルモンの減少……男性ホルモンは、実は女性にもあり(量は男性の10分の1~20分の1)、大脳の視床下部から「分泌せよ」との指令を受けた脳下垂体が、男性の場合は主に精巣と副腎、女性の場合は卵巣や副腎に働きかけることで分泌されます。

しかし司令塔がいくら頑張っても加齢により精巣や卵巣、副腎の機能が衰えると、男性ホルモンは減少します。

男性ホルモンには脳に直接働きかけて、意欲を高めたり判断力や記憶力を高めたりする機能があります。男性ホルモンの減少により、憂うつ感や、集中力やアグレッシブさの欠如、判断力や記憶力の低下が引き起こされます。

「50代からはじめる老けない人の「脳の習慣」 より」

 

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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?

顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。

それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。

わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。

動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。

虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。

そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。

このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

 

ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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<第5章>自律神経が整うスクワット

<第5章>自律神経が整うスクワット

 

《スクワットは正しい姿勢で》

 

かがむ動作を繰り返すスクワットは、手軽にできる運動の一つ。

このスクワットは自律神経のバランスを整えるためにも非常に効果的です

元々は足腰の筋肉を鍛え、下半身を引き締めることを目的に行う運動ですが、同時に下半身のポンプ機能が促進され、全身に血液がスムーズに流れるようになります。

つまり、血流がぐんとよくなるのです。

さらに、ゆっくり深く呼吸をしながら行うことで、副交感神経を活性化することもできます。

簡単な運動ですが、いくつかポイントが。

 

1 朝と夜に毎日行う

2 深く呼吸しながら行い、腰の上げ下げは各4秒

3 痛みを感じたらすぐにやめる

 

また、必ず正しいフォームで行うことも重要。

間違ったフォームで続けていると十分な効果が得られず、足腰に負担がかかりケガや痛みの原因となる可能性も。

最も気をつけたい点は、常に上半身をまっすぐに保つこと

体が前傾すると肺が圧迫され、深い呼吸ができなくなるからです

正しい姿勢を保ちつつ、腰を落とすときに口から息を吐き、上げるときに鼻から吸うように呼吸をするとより効果がアップします。

また、ひざは、気持ちのよい所まで曲げれば充分なので90度以上曲げないように。

ひざを痛める原因になります。

また、かがんだ際にひざがつま先より前に出るのもNGなので気をつけましょう。

 

 

自律神経を整えるのに最適な運動「スクワット」

 

スクワットは、かがむ動作を繰り返す運動です。

この繰り返しの動作が全身の6割もの筋肉が集中している下半身のポンプ機能を働かすことができるので、血流が全身へスムーズに運ばれます。

ポイントは深い呼吸をしながら正しいフォームで行うという2点です。

 

◆正しいフォーム

・深い呼吸を続ける

・背筋をまっすぐに

・重心はおしり

・ひざはつま先より出さない

・かかとをしっかりつける

 

◆間違ったフォーム

体が前傾すると肺が圧迫されて息を吐ききれません。

ひざの曲げすぎも×

ひざを90度以上曲げすぎるとひざを痛める原因に。

・呼吸が浅い

・呼吸を止めてしまう

・重心が前

・両足の間隔が狭い

・かかとが浮いている

 

 

自律神経の安定だけじゃない「スクワット」の恩恵がすごい

 

正しいフォームでスクワットを行うと、全身の筋肉を使って効率よく全身の筋肉が鍛えられます。

 

歯を食いしばる

認知症の予防

大腰筋が鍛えられる

・腰痛やぎっくり腰を防ぐ

筋肉量が増える

・若々しくなる

基礎代謝が上がり痩せやすくなる

血流がよくなる

・肩こり、首こりの改善

冷え性の改善

脳梗塞、糖尿病のリスクを下げる

・頭痛の改善

腸が動く

・便秘改善

 

 

運動はこれひとつでOK!全身スクワット

 

1.息を吐きながらひざが90度になるまで4秒かけて腰を落とす

・両手は頭の後ろに添える

・背筋を伸ばす

・胸をひらく

・重心はおしりに

・両足は肩幅に開く

・かかとをしっかり床につける

2.息を吸いながら4秒かけてひざを伸ばす

Point:運動中は息を止めず深い呼吸を意識する

 

1→2で1回とカウントします

朝と夜で20回ずつ行う

「自律神経の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

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<第5章>ハードな運動は自律神経に悪影響

<第5章>ハードな運動は自律神経に悪影響

 

《あえて軽い運動が効果的》

 

運動が自律神経によいとはいえ、どんな運動でもOKというわけではありません。

そもそも、運動をすると呼吸は速く浅くなって交感神経が極度に高まり、それに伴い副交感神経のレベルはグンと低下します。

つまり、自律神経のバランスを逆に崩すことになるのです。

極端な例では、短距離走の一流選手は100メートルをほぼ無呼吸状態で走り切ります。

これでは血流は悪くなり血液や酸素が全身に行き渡らず、老化を促す活性酸素が発生してかえって体に悪影響を与えかねません。

では、どんな運動がベストなのか?

それは、ウォーキングのような軽い運動です。

近年は健康ブームで毎日ランニングをする中高年も多くいますが、ランニングでは運動量が多すぎます。

呼吸が早く浅くなり、副交感神経の働きの低下は必至。

ただでさえ30代を過ぎると副交感神経の働きは悪くなっているので要注意な運動法なのです。

 

この点、ウォーキングなら体に負担がかからず、ゆっくり深い呼吸ができるので自律神経を整えるには最適

副交感神経を高く保ったまま血流を促すことを可能です

自律神経にとって必要なのは、体が温まり血流がよくなる程度の軽い運動

ハードな運動は筋力や運動能力の向上には効果的ですが、自律神経のためにはなりませんよ

ウォーキングや、スクワットやストレッチなど、誰にでもできる軽い運動が一番おすすめです。

 

 

「一気に頑張って早く結果を出したい」という考え自体、自律神経の乱れの可能性大

 

自律神経のバランスが乱れていると、視野が狭くなる傾向があります。

こうなると、運動を始めるにあたって「今すぐ結果を出したいから1時間走る」と意気込んでしまいがちに。

しかし、急に激しい運動を始めること自体が明らかに体への負担大。

はやる気持ちを落ち着かせてウォーキングなどから始めることが賢明です。

 

 

自律神経の安定を目指すならランニングよりウォーキング

 

運動能力を高めたり、筋力を向上させることが目的ではないなら、ストレッチやウォーキングで自律神経を整えながら運動をするのがベター。

また、加齢による筋力低下や血流の悪化などの改善のためにさらに効果の高い運動を求めるならスクワットやストレッチがおすすめです。

 

◆ランニングなどの激しい運動

呼吸が浅くなるほどの運動は交感神経が異常に高まる上に、副交感神経の働きが下がってしまう。

また、活性酸素が大量に発生して、老化を早めてしまうリスクもあります。

自律神経を整えるのにハードな運動の必要はありません。

 

◆ストレッチやウォーキングなどの軽い運動

ゆっくりと深い呼吸ができるような運動は、自律神経は安定したままで体に負担がかかりません。

 

 

眠りが深くなる!魔法のストレッチ

 

1.両腕を頭の上で伸ばして交差させて息を吸いながらそのままゆっくりと全身を伸ばす

 棒になったイメージ

 Point:運動中は息を止めず深い呼吸を意識する

2.息を吐きながら4秒かけて体を右に倒す

 腰を十分に伸ばす

3.1に戻ってゆっくりと息を吸い4秒かけて体を左に倒す

 

1~3で1セットを1分間行う

「自律神経の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

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<第5章>自律神経を整える運動

<第5章>自律神経を整える運動

 

自律神経を整えるには運動がおすすめ

 

《適度な運動で血流を促す》

 

運動は自律神経を整えるうえで必要不可欠なものです。

デスクワークなどで長時間座ったままでいると、当然血の巡りが悪くなります。

自律神経にとって血流悪化は大敵!

血流が停滞すると、細胞に栄養が行き渡らず不調の原因となり、ひいては自律神経のバランスを崩すことに……

 

この悪循環を解決してくれるのが運動です

例えば、デスクワークの合間に20回スクワットをする

これだけで滞っていた血流が改善され、おのずと自律神経が整ってきます

また朝夜のストレッチもおすすめ。

寝起きは体が縮こまっているので3~5分簡単なストレッチをします。

就寝前も同様。

疲れやこりをとるためにストレッチをして体をほぐします。

わざわざジムに通う必要はなく、家でできるスクワットやストレッチなど、日々体を動かすよう少しだけ意識すればいいのです。

 

他にも、日常的な習慣をちょっと変えるだけで血流を促す運動になります。

エスカレーターやエレベーターを使わず階段を上り下りする。

歩くときは背筋を伸ばして理想的な姿勢を保つ。

そんな簡単なことでも十分血流は改善されます。

また、血流がよくなると、肩こりや頭痛、冷え性、むくみの解消、基礎代謝のアップ、内臓機能の向上などにもつながり、あらゆる体の不調の改善に役立ちます。

こうした適度な運動は気分を爽快にしてくれ、精神面の健康にも効果大です。

 

 

日常生活の中で運動するクセをつける

 

日常生活で簡単にできる運動といえば階段の上り下り。

エスカレーターやエレベーターは極力使わずに階段を使えば、それだけでトレーニングになります。

 

 

理想的な姿勢で歩けば自律神経が整う

 

悪い姿勢は呼吸が浅くなり、自律神経が乱れる。

よい姿勢を保っていると気道がまっすぐになり、呼吸が深くなって自律神経のバランスがより整いやすくなります。

 

◆理想の姿勢

・頭の中心がまっすぐ空につながるような意識を持つ

・首を伸ばす

・肩の力を抜く

・背筋を伸ばす

・脚はおへそから前に出すような気持ちで前に踏み出す

・ゆっくりリズミカルに歩く

 

ビジネスバッグをキャリーバックに変えるとよい姿勢が保てる

「自律神経の話 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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<第4章>心の安定をもたらす1日1ヵ所の片付け

<第4章>心の安定をもたらす1日1ヵ所の片付け

 

《散らかった部屋がストレスの原因に》

 

仕事のプレッシャーや人間関係のトラブルだけがストレスの原因ではありません。

部屋中に物が散らかっている、キッチンや浴室が汚れているなど、生活環境の悪さも自律神経を乱すストレスの原因となります。

心身ともによい状態をキープしたいなら、身の回りを清潔に保ち、心地よく暮らせる環境を整えることも重要です。

 

さらに「片付ける」という行為そのものにも自律神経を整える効果があります

ゴチャゴチャした物が整理されたり、汚れた部分がピカピカになったりする様子を見るうちに、心まで晴れ晴れとしてきた経験はありませんか。

自律神経を整えるスイッチをオンにするための日課として、片付けや掃除を上手に活用してほしいのです。

 

ただし、いくら片付けたいからといって、あちこち無計画に手をつけるのは逆効果。

交感神経が過剰に高まり、かえって自律神経を乱れさせてしまいます。

その日に片付けたい場所を1ヵ所だけ、それも引き出し一段、棚一列など、できるだけ細かく区切って決め、無理なく行うようにしてください

時間は30分以内を目安に、それ以上延長すると集中力が途切れ、今度はなかなか片付かないことにイライラし始めてしまいます

こうなってはせっかく安定した自律神経を再び乱すことになりかねません。

「1日1ヵ所30分以内」を守り、リフレッシュ気分で取り組むとよいでしょう。

 

 

整理整頓すると自律神経が整う

 

不要なものは処分して環境がスッキリすることで、気持ちが落ち着き、迷いがなくなります。

さらに、片付けという行為そのものにも副交感神経を高め、気持ちをリラックスさせる作用があります。

 

 

おすすめの整理術

 

◆クローゼットを片付ける

毎朝使うクローゼットの整理整頓から始めるのがおすすめ。

必要なものだけできちんと整理されていると、朝の準備が快適になり心も体も充実します。

 

◆30分以内に

「集中力が鈍ってきたときに」「仕事終わりに」と1日の中で時間を決めてやると効果的。

逆に急いでいるときの掃除は自律神経が乱れてしまいます。

 

◆1日1ヵ所にする

全部きれいにしようと頑張りすぎると、自律神経が乱れる原因に。

「引き出しの一番下」や「書棚の一列」などと場所を決めて少しずつ片付けることがポイントです。

「自律神経の話 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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<第4章>どんなときも笑顔になれば心が落ち着く

<第4章>どんなときも笑顔になれば心が落ち着く

 

《笑顔は自律神経と免疫力の強い味方》

 

辛いことや悲しい出来事に見舞われると、人は笑顔を失ってしまいます。

そのままふさぎ込んでいると自律神経のバランスはますます悪くなり、心も体も蝕まれる一方です。

でも、辛いとき、苦しいときこそあえて「笑顔」をつくってみてはいかがでしょうか。

笑顔が自律神経の乱れを整え、元気を取り戻すきっかけを与えてくれるかもしれないからです。

とはいえ心から笑顔になる必要はありません。

作り笑いでいいので、笑顔でいる練習をしてみてください。

口角を上げることで顔の筋肉の緊張がほぐれ、血液や神経の流れが改善し、自律神経のバランスが整ってきます

笑顔には自然と心身をリラックスさせる効果があるのです

 

また最近の研究では、「笑い」が免疫力アップにつながることも明らかになってきました

私たちの体内で免疫の要として働くのが、リンパ球の一種であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)です。

NK細胞はウイルスや細菌などの病原体や、体内で発生するがん細胞を破壊する役目を担っています。

そのNK細胞が笑いによって活性化することが、ある実験によってわかりました。

がんを患う人たちに漫才や落語を見せて大いに笑ってもらい、NK細胞の変化を調べたところ、笑った後のほうがNK細胞の数が大幅に増えていたのです。

心と体の健康を守るため、どんなときも笑顔とユーモアを忘れずにいたいですね。

 

 

常に笑顔でいることのメリット

 

笑顔になると自律神経のバランスが整い、心身ともに健康に。

脳も活性化して、認知症の予防にもなります。

さらに、免疫を高めるナチュラルキラー(NK)細胞の数も増え、がん予防にもなるため、「笑う人は健康になる」といわれています。

 

◆NK細胞

認知症の予防に

・免疫力アップ

・副交感神経の働きが高まる

 

 

作り笑いも効果的

 

作り笑い

(口角が上がる)

 ↓

顔の筋肉がほぐれてリラックスする

 ↓

副交感神経の働きが活発になり、

自律神経のバランスが整う

 

口角を上げて笑顔をつくると副交感神経の働きが高まるというデータがあります。

心から笑うだけでなく、口角を軽く上げるだけでも同様の効果が得られます。

反対に怒ったり、イライラしたりすると自律神経が乱れて血管が損傷を受け、老化のスピードが加速します。

「自律神経の話 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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