ごまはすらないと健康効果はゼロ!?

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ごまはすらないと健康効果はゼロ!?

 

栄養は種皮の中にゴッソリ!

 

ごまといえば、元気になれるというイメージが強いかと思います。

具体的な栄養素として、老化防止や、肝機能の向上、がん予防にも効果があるといわれるゴマリグナン、血中の悪玉コレステロールの低下が期待できるオレイン酸、カルシウム、マグネシウム、ビタミンEなど数々の栄養素がぎっしりと凝縮されています。

 

しかしながら、そのごまのパワーは、硬い種皮の中に隠れています。

きんぴらごぼうや、サラダなどに、そのまま振りかけて食べている方はいらっしゃいませんか?

実は、ごまは種皮を破らなければ、栄養素の恩恵を受け取ることができません。

栄養の吸収率を上げるためにはすり鉢やミル、道具がなければ指で潰すなどして種皮を壊してから使用しましょう。

また、実はごまは粒状のままとると食物繊維のような効果が得られるので、「すらずに食べるよさ」というのもあります。

 

そして、もうひとつ覚えておいてほしいのは、さらなるごまのパワー。

ごまは加熱すると、ゴマリグナンの一種セサモリンが、セサモールというとても抗酸化作用が高い成分に変わるのです。

これは、加熱の温度が高い方が増えるので、フライパンなどでよく炒ってからすって食べることでごまのパワーを最大限に取り入れることができるといえるでしょう。

 

 

ごまの栄養はすらないと吸収されない

 

ごまは堅い皮で覆われている上に一粒がとても小さいので、人の歯で嚙み砕くことができずそのまま体外に排出されてしまいます。

食べる前にすり鉢などですってから料理に使いましょう。

 

◎ゴマに含まれる成分

セサミン

セサモリン

セサミノール

 

皮のままでは吸収されない

  ↓ 

すったほうが栄養吸収も味もよくなる

 

 

効果の出る摂取量

 

すったごまを1日大さじ1~2杯

  ↓

鍋料理に

おにぎりにまぜて

ごまプリンに

「栄養素の話 より」

 

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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。

多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。

たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。

よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。

 

それぞれの栄養素のよい点を最大限に引き出すためには、多種類の栄養素をバランスよく摂取することが非常に重要です。

そのためには、食品を組み合わせて食べることが一番の早道。

ひとつの食品には多くの栄養素が含まれるので、組み合わせる食品の数を増やせば増やすほど、一度に多種類の栄養素をとることができます。

食事のバランスは効率のよい栄養素の摂取に直結しているのです。

 

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として新しく注目されているホモシステインが増えるといわれています。

ビタミンB12は主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

 

ビタミンB12について?

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