ビタミンB群と亜鉛も忘れずに
糖類を分解してエネルギーをつくるのに大活躍するのが、ビタミンB群です。
ですから、元気を出すにも、脳を活性化するにも、B群を十分に摂取するのが先決です。
なかでもビタミンB3とも呼ばれるナイアシンは、記憶力を高めるのに大きな威力を発揮します。
多くの研究論文が発表されていますが、ここでは、ドイツのロリアクス博士の成果を紹介しましょう。
まず、健康な96人を35~45歳、55~65歳、75~85歳の3グループに分け、それぞれのグループに1日141ミリグラムのナイアシンあるいは偽薬を8週間摂取してもらいました。
その後で記憶力テストを行ったところ、3つのグループすべてにおいて、ナイアシングループは偽薬グループにくらべ記憶力が10~40パーセントも改善されていました。
ですから、パントテン酸はストレスの多い人にとって大事な栄養素です。
最適な摂取量は最大で1日200ミリグラムとされます。
この値は、日本人の1日摂取所要量17ミリグラムよりはるかに高いのです。
ビタミンB12については、これが豊富なエサを摂取したネズミの学習能力が高まること、神経細胞の健やかな成長に欠かせないことが判明しています。
B12は、メチオニンについているメチル基をDMAE(ジメチルアミノエタノール)、PC(フォスファチジルコリン)、PS(フォスファチジルセリン)に移動することでコリンをつくります。
ビタミンB群は互いに協力してはたらき、脳が伝達物質をつくるのを助けています。
そのため、B群をいっしょにとるのが合理的です。
特定のビタミンBを摂る際は、B群複合体やマルチビタミンの摂取も忘れないようにしましょう。
亜鉛は脳の友だちで、記憶に深くかかわるミネラルです。
亜鉛が不足すると、夢を思い出せないことが多いのです。
亜鉛が豊富な食べ物としては、魚介類では、魚、牡蠣、ホヤ、ツブ貝などです。
肉類ではレバー。鶏卵。
種や種を含んだ食べ物にも亜鉛は多く含まれています。
それは、植物でも動物でも成長するには亜鉛が欠かせないからです。
このため、種類、豆類、ナッツ類はすべて亜鉛が豊富ということになります。
とりわけ亜鉛が豊富なのは牡蠣です。
毎日、鶏卵、ダイズ、エダマメ、豆腐、納豆のどれか一つを食べるようにし、PC(フォスファチジルコリン)を摂取するようにしましょう。
最後に、毎日、新しいことを学び、脳を活用しましょう。
もし脳を十分つかわないなら、脳はその能力を不要なものとみなし、その能力を失ってしまうからです。
「食べ物を変えれば脳が変わる より」
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一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。
これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。
これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
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