瞑想は万能の力を鍛えるベースメソッド

イメージ 1
瞑想は万能の力を鍛えるベースメソッド
 
姿勢と呼吸を整える――。
 
じつは、この2つは「瞑想」の基本動作でもあります。
 
なぜ突然、瞑想の話になるのか、訝しく思われるかもしれません。
 
でも、安心してください。
瞑想は、現在ではれっきとした最先端科学の研究テーマになっており、脳科学をはじめとして、瞑想の効果やメカニズムにせまる研究成果が次々と生み出されています。
 
では瞑想をすると、いったいどのような効果が得られるのでしょうか。
 
瞑想と聞くと、「気持を落ち着け、リラックスするためにおこなうもの」というイメージがあると思いますが、リラックスは、瞑想がもたらす効果のひとつにすぎません。
 
「瞑想は脳の基礎力を鍛えるためのベースメソッドです」というふうに説明しています。
集中力、想像力、記憶力、意思決定、モチベーション、コミュニケーション能力など、「仕事力全般のパフォーマンス」を向上させる働きが瞑想にはあるのです。
 
というと、「いくらなんでも、そんなに何でも効くというのは誇張では?」と思う人もいるでしょう。
集中力を向上したければ、集中力アップに特化したトレーニングをすべきだし、記憶力とコミュニケーション能力のように、まったく関連のない能力をいっぺんに鍛えられるはずはないだろう、と。
 
その疑問はごもっともです。
 
そこで、具体的な瞑想トレーニングを紹介しながら、瞑想と脳の働きの関係について、科学的に実証されていることをできるだけわかりやすく説明してみることにします。
 
ただし、みなさんにとって大事なことは、瞑想のメカニズムを学ぶことよりも、実践して疲れない脳をつくることです。
ですから、これから紹介する瞑想の方法も、読んで納得するだけでなく、15分でもいいので、今日からぜひ実践してみてください。
「疲れない脳をつくる生活習慣 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
 
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
 
また、現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
 ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!