腸内酵素のパワーを生かすメニュー

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腸内酵素のパワーを生かすメニュー
 
腸内細菌の構成は、環境やその地域の食習慣により、日本人とアメリカ人、中国人、スウェーデン人とみな違い、それぞれに特徴があります。
腸内酵素の働きをよくするために、私たちは日本人に合った食習慣で腸内酵素パワーを高める食事を心がけたいものです。
育菌を毎日続けるためのポイント(下記参照)をぜひ実践してください。
 
ただ、腸内細菌のバランスは意外に短期間の食事内容で変わることがわかりました。
2013年の『ネイチャー』誌に報告されたアメリカ人を対象に行った研究ですが、動物性脂質やたんぱく質の多い欧米型の食生活をしている人が、野菜や穀物中心の植物性食に切り替えたら、たった2日間で腸内細菌のバランスがよくなったというのです。
 
ですから旅行や仕事で食事のパターンが変わり、腸内のバランスが崩れてしまったとき、お腹が張って便秘が気になりだしたときなどは、早めに対策をとるようにしましょう。
まずは2日間、腸内酵素のパワーを生かすメニューに取り組むことをおすすめします。
 
朝食
朝食は腸内細菌にとっても1日のスタートです。
手軽にできる納豆ご飯みそ汁に、果物をプラスするだけで腸を目覚めさせることができます。
腸内細菌のエサとなるオリゴ糖を含むバナナと乳酸菌を含むヨーグルト、便秘予防にオリーブオイルをかけた食物繊維の多い野菜サラダも効果的です。
 
昼食
 昼食は酵素の働きを助けるビタミンやミネラルをとり入れると育菌効果が高まります。
お弁当なら、ひじき入りの卵焼きや、豚肉の緑黄色野菜巻き、小魚のふりかけなど、多品目からの栄養素が腸内細菌を元気にします。
コンビに弁当には果物をプラス。
外食では丼物より品目の多い定食を。
 
夕食
 夕食は就寝に向け、腸内環境や神経バランスを整えるという大事な役割があります。
オメガ3系脂肪酸の多い青魚、湯豆腐やほうれん草のごまあえなど、たんぱく質や鉄分を補う副菜、納豆やキムチなど発酵食品を必ず1品入れましょう。 
 
<参照>育菌を毎日続けて美と健康を手に入れる!
「腸で酵素をつくる習慣 より」
 
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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
それぞれの栄養素のよい点を最大限に引き出すためには、多種類の栄養素をバランスよく摂取することが非常に重要です。
そのためには、食品を組み合わせて食べることが一番の早道。
ひとつの食品には多くの栄養素が含まれるので、組み合わせる食品の数を増やせば増やすほど、一度に多種類の栄養素をとることができます。
食事のバランスは効率のよい栄養素の摂取に直結しているのです。
 
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として新しく注目されているホモシステインが増えるといわれています。
主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
 
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