第1章 糖質の基本

第1章 糖質の基本

カロリー制限VS糖質制限 やせるのはどっち?

 

糖質制限にはやせる明確な理由あり!

 

端的にいえば、「太る」というのは体内の脂肪が増えるということです。

そのため、これまでは脂物などカロリーの高い食事が太る原因として挙げられてきました。

そこで考え出されたのが、肥満気味の人に対して行う「カロリー制限」という指導だったのです。

 

しかし、これは間違いです。

人が太るただひとつの原因は「糖質」にあります

そう断言できる理由を見ていきましょう。

私たちはブドウ糖と酸素を反応させてエネルギーを作り出して生きていますので、糖質は必須です。

ところが、糖質を必要以上に摂ると、エネルギーとして使われなかったブドウ糖が余ってしまいます。

 

血中にブドウ糖が余ってくると、すい臓から出てくるインスリンというホルモンの働きで、ブドウ糖はグリコーゲンに替えられ、筋肉や肝臓に貯蔵されていきます。

ところが、貯蔵できないほど余ってしまうと、脂肪として体内に溜め込んでしまうのです。

つまり、糖質を摂り過ぎてブドウ糖が余るから太るのです。

 

逆に、糖質を制限するとエネルギー源であるブドウ糖が不足し、貯蔵されていたグリコーゲンをブドウ糖に戻したり、脂肪を燃やしたりしてエネルギーとして使います。

脂肪が燃やされるのですから、当然やせていくわけです。

これが「糖質制限」の基本的な考え方です。

 

 

人間が太る原因は?

 

血中のブドウ糖が増えるとインスリンが分泌される

  ↓

インスリンによりブドウ糖は筋肉や肝臓に運ばれ貯蔵される

  ↓

貯蔵分が一杯になるとブドウ糖は脂肪細胞へ運ばれ中性脂肪になる

  

つまり……

太る原因は糖質を摂り過ぎてブドウ糖が余るからなので

「カロリー制限」ではなく「糖質制限」が正解

× カロリーを制限しましょう!

○ 糖質を制限しましょう!

「糖質の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/