第2章 電車移動では「あえて歩く乗り換え」をする

第2章 電車移動では「あえて歩く乗り換え」をする

 

移動は誰にとってもストレス要因のひとつです。

特に電車移動は何かと自律神経を乱す要素も多いでしょう。

満員電車は不快ですし、夏でも冷房が効きすぎて寒かったり、冬でも暖房や混雑具合で汗をかくこともしばしばです。

 

そして、忘れてならないのが乗り換えです。

 

乗り換えがうまくいかず時間をロスしたり、目的のホームまで距離があることにイライラすることもあるでしょう。

 

ずいぶん前から、どの乗車口で乗り降りすると出口やエレベーターに近く、乗り換えに便利かが駅のホームに掲示されるようになりました。

非常に便利な表示です。

 

しかし、私はその表示をあえて「乗り換えに不便な乗車口」で乗り降りするようにしています。

 

これをいうと「どうしてそんなことをするんですか?」と驚かれることもあるのですが、理由は単純。

どうせ乗り換えるなら、歩く距離を少し増やして、それを自分なりの運動にあてたいからです。

 

時間に余裕がないときはその限りではありませんが、できるだけ「あえて歩く乗り換え」「あえて階段を使う乗り換え」をするようにしています。

 

これによって運動することができるのは大きなメリットです。

 

さらに、通常なら「ここの駅は乗り換えが不便で嫌だ」と気分を害し、自律神経を乱してしまうところでも「これはたっぷり歩ける」とポジティブに捉えることができます。

 

気持ちがポジティブになり、適度な運動もできるのですから、こんなに自律神経にいいことはありません。

 

これを「毎回やりましょう」とはいいませんが、ときには実践してみてはいかがでしょうか。

けっこうな満足感があり、悪くない方法です。

「はじめる習慣 より」

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。

そして、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/