まずは歩くことを心がける-免疫力を高める習慣術-
まず、免疫力を高め、体によい生活についてお話しましょう。
最近は、とにかく体にいいというので、歩くこと、ウォーキングが勧められています。
たしかに、歩くことは体を動かす基本です。
歩くことで下半身の筋肉を維持するだけでなく、体中の血流がよくなります。
人類の歴史を見てもわかるように、狩猟・採集、田畑をつくるといった生きるための行動で、人間は体全体を動かしてきました。
立ったり歩いたり走ったりという下半身の運動を中心にした活動によって人間は健康を保てるようになっています。
ところがいまは、オフィスワークが主体になり、体を動かすことが少なくなってきました。
とりわけ問題なのは下半身を使わなくなったことです。
人間の筋肉で大きいのは下半身と腰の周辺の筋肉です。
これらの筋肉は、歩くことで自然に鍛えられてきたのです。
体を動かさなければ、下半身が弱くなり、身体能力は衰えます。
さらには、車など交通機関の整備によって、この30年間で日本人はずいぶんと歩かなくなっています。
それに、昔のトイレはしゃがむ和式スタイルで、それだけでもスクワットをやっているようなもので、自然に膝、足首が鍛えられていました。
現代の便利な生活は、足腰が弱った高齢者にとっては楽ですが、生活の中で、自然に足腰が鍛えられる機会がどんどん減ってきています。
楽ができる生活になればなるほど、私たちは体を使わなくなっています。
人間が進化の歴史の中でたどってきた、生活の中で必然的に体を使うという基本が失われてきたのです。
ことに、基本である下半身を鍛える機会がほとんどなくなってきています。
ですから、まずは下半身の筋肉を維持し、鍛える必要が強くなっているのです。
そのためには、まずは歩くことが大事なのです。
一般には、1日1万歩程度歩くのがいいとされています。
ビジネスマンなどは、通勤などで歩くので、オフィスワークでも6000~7000歩、営業など外歩きが多い仕事では、必然的に1万歩以上は歩いているでしょう。
ですから、現役で働いている方は、ウィークデーは通勤時に一駅手前で降りるといった工夫をすれば十分でしょう。
歩かなければいけないとばかりに張り切りすぎる必要はありません。
歩くスピードは、年齢やその人の体力に応じて、気持ちがいい程度のペースでいいのです。
体のためには、通常よりも少し頑張って、多少負担がかかるように速く歩いたほうがいいのですが、普段運動していない人がいきなり速足で歩くと、膝などを痛めることにもなりかねません。
かといって、あまりゆっくりと歩くのでは筋肉を鍛えることにはならないので、無理のない程度に、快いスピードを見つけることです。
運動不足がちになるのは、リタイアした方です。
通勤がなくなり、家にこもりがちになると、どうしても歩くことが少なくなり、下半身が弱くなります。
住宅街などでは、朝夕、高齢の方が散歩している姿をよく見かけるように、歩くことを心がけている方は多いようです。
最近は、家庭菜園などをする人も多くなっていますが、庭仕事などを趣味にしていれば、体全体を動かすことになるので、体にいいことは言うまでもありません。
下半身が衰えることは、結果的に免疫力を落とすことになるので、まずは歩くことが基本です。
「免疫力が上がる生活下がる生活 より」
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ビタミンB12の働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
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