とりすぎ「オメガ6系脂肪酸」は、ココにも、ソコにも潜んでいる!

イメージ 1
とりすぎ「オメガ6脂肪酸」は、ココにも、ソコにも潜んでいる!
 
1950年代の日本人のEPA:AAの比率は1.44と、動脈硬化予防には理想的な状態でした。
 
ところが、1985年には0.16まで下がってしまいます。
 
こう説明すると、「魚の消費量が減ったんだろう」と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
 
実際には、魚の消費量はほとんど変わっていません。
1960年代に比べると、むしろ増えているくらいです。
 
にもかかわらず、EPA:AAの比率は下がっています。
その理由はどこにあるのでしょうか。
 
それは、
 
肉の摂取量や植物油の摂取量が増えたこと。
 
これに尽きます。
 
肉の摂取量が増えたことはこれまでにもよく指摘されてきましたが、植物油に関してははじめて聞いたという方がいらっしゃるかもしれません。
 
体内でAAに合成される植物油は意外とたくさんあります。
いえ、外食の揚げものや加工食品などで利用されている油は、ほとんどがAAと言ってもいいくらいです。
 
AAの代表とも言えるサラダ油やコーン油は一般家庭でも調理油としてよく使われています。
惣菜や外食の際の揚げものにもこれらの油が使われています。
もちろんスナック菓子など加工食品にも多く使われています。
 
外食で人気のメニューには、唐揚げ、トンカツ、天ぷら、フライなど揚げものが多いように感じます。
スーパーの惣菜コーナーには、揚げものがところ狭しと並んでいますし、それを買って帰る人も多いでしょう。
 
値段が手頃で使いやすいサラダ油、コーン油などに含まれる「リノール酸」の摂取量が増えたことが、EPA:AAの比率を低下させ、動脈硬化の進行を招いた。
これが、つい最近わかった最新情報です。
 
肉類の摂取量が増えたことももちろん影響していますが、植物性脂質が増えたことも見逃してはなりません。
EPA:AAの比率を1.0以上にするためには、まずこれらのAAの摂取量を減らすことから始めましょう。
 
それと同時にEPAの摂取量を増やせば、EPA:AAの比率を理想的な状態に近づけることになります。
 
EPA:AA比を改善するには、
 
◆「オメガ6脂肪酸」は充分すぎるほど口にしているので、減らすようにする
◆「オメガ3脂肪酸」を積極的にとるようにする
 
これを意識するだけでまずはOK!
 
オメガ6脂肪酸(AA)
大豆油、コーン油、ゴマ油、紅花油など過剰に摂取すると……
動脈硬化、花粉症、アレルギーなどの炎症を促す
オメガ3脂肪酸(EPA)
アマニ油、シソ油、魚油など(αリノレン酸)摂取を心がければ……
動脈硬化、花粉症、アレルギーなどの炎症を抑制する
「血管の名医が教える15歳若返る習慣 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!