さらに食力アップ。アミノ酸を味方につける衰えない食べ方
肉のたんぱく質は良質です。
その理由は、肉類はアミノ酸スコアが優れているから。
スコアが高いものほど体内で利用されやすくて良質、逆にスコアが低いものは質が劣るとされています。
肉類のほとんどは、アミノ酸スコアが満点の100.
そのほか、卵や牛乳、魚介類、大豆なども100かそれに近いレベルです。
逆にアミノ酸スコアが低いものは、精白米や小麦粉、じゃがいもやほうれん草のような穀類、いも類、野菜類など。
体内での利用効率が低くなってしまいます。
こんなことも頭に入れておくと、衰えない食べ方に一歩近づけます。
《アミノ酸スコア桶の理論》
1つでもスコアが低いと水がこぼれる!
これが「制限アミノ酸」。
鶏卵は制限アミノ酸がないので、スコアは100となる。
強い筋肉をつくるアミノ酸、「ロイシン」を覚えておこう
肉類、乳製品をはじめ、多くのたんぱく質を含む食品からとることができます。
もしも食が細くなってしまったら、1日3食ではなく、1回の食事量を少なくして5~6回に増やし、少しずつでもいいから良質のたんぱく質をとることを忘れずに!
「東大が調べてわかった衰えない人の生活習慣 より」
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脳の機能にとって神経伝達物質がきわめて重要な存在です。
記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。
その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。
そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。
ビタミンB12について?
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