認知症の進行を遅らせる食べもの⑤『玉ねぎ』

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認知症の進行を遅らせる食べもの⑤『玉ねぎ』
 
ファイトケミカル・イオウ化合物がぎっしり
血液サラサラ効果で一躍人気者になった玉ねぎは、食卓に欠かせない野菜の一つです。
1年中出回っていますが、旬は秋です。
 
身がかたく締まっているもの、形がよく丸いもの、外皮がよく乾いていてツヤがあるもの、外皮に傷がなく浮いていないもの、芽や根が出ていないものを選びましょう。
 
玉ねぎの独特の辛みと刺激臭は、硫化アリルや硫化プロピルなどのイオウ化合物によるものです。
これらのイオウ化合物はファイトケミカルの一種で、玉ねぎ、ニンニク、ニラなどのユリ科の野菜に多く含まれ、すぐれた効力を発揮します。
 
●記憶に深くかかわる「海馬」に到達して脳を守る
硫酸アリルは、血栓ができるのを防ぎ、血液をサラサラにします。
免疫力を高めたり発がん物質の生成を抑える作用もあります。
さらに、ビタミンB1の吸収を促進し、新陳代謝を活発にします。
 
また、硫化プロピルは生の玉ねぎに含まれている成分で、血糖値を下げる働きがあります。
玉ねぎが酸化されたり加熱されると、硫化プロピルはトリスルフィドという物質に変わります。
 
トリスルフィドは、中性脂肪コレステロールを低滅させるとともに、脳の海馬まで到達して活性酸素を撃退します。
海馬は記憶に深くかかわっており、アルツハイマー認知症では真っ先に異変が生じる部分です。
 
玉ねぎには、脳内伝達物質を活性化する働きもあり、認知症予防効果に大きな期待が寄せられています。
 
●種類によって、サラダなどの生食・調理に使い分けを
玉ねぎは大きく、黄玉ねぎ、赤玉ねぎ、白玉ねぎに分けられます。
黄玉ねぎは日本ではもっともポピュラーな品種で、幅広くさまざまな料理に使えます。
赤玉ねぎは「紫玉ねぎ」とも呼ばれ、辛みも刺激臭も少なく、色が美しいのでサラダに最適です。
白玉ねぎは水分が多く辛みが少ないため、生食に向きます。
サラダや酢のもの、あえものなどがおすすめです。
 
それぞれの特徴を知っておいしく食べましょう。
認知症 治った!助かった! この方法 より」
 
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現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
また、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
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