副腎ケア習慣5:油はオメガ3系・オリーブオイル・ココナッツオイルにしよう!

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副腎ケア習慣5:油はオメガ3系・オリーブオイル・ココナッツオイルにしよう!
 
脂質については、超がつくほどおすすめなのが、オメガ3系のオイルです。
 
常温でも固まらない不飽和脂肪酸の一種で、魚の脂肪(フィッシュオイル)亜麻仁油、えごま油、しそ油などがオメガ3系に分類されます。
 
このオメガ3系のどこがよいのかというと、一言でいえば「腸の栄養になる油()」であることといってよいでしょう。
腸の炎症を抑えて、腸を癒やす油なのです。
 
とにかくその効果は絶大で、傷ついてしまった腸粘膜の炎症部分を修復してくれるのです。
 
オメガ3系の油は、体内で中性脂肪LDLコレステロール(俗にいう「悪玉コレステロール」のこと)値を下げるほか、抗炎症効果があるため、ダイエット効果も期待できます。
 
アメリカのダイエット外来では、このオメガ3系の油を1日に1020グラムも摂るように指導しているところもあり、その効果を上げていると報告されています。
 
腸の炎症がなくなって、コルチゾールが無駄に分泌されなくなるだけでも、副腎ケアとしては十分価値があるのですが、そのほかにも血糖値を安定させて、炭水化物中毒症を治してくれますし、ダイエット効果も期待できます。
 
まさにいいことづくめのオメガ3系の油ですが、実は繊細な油で、とても酸化しやすく、加熱すると効果が減少してしまいますので、注意してください。
 
使い方としては、ドレッシングに入れたり、野菜ジュースに混ぜたりするのがおすすめです。
 
炒めものなどの加熱料理には、酸化しにくい不飽和脂肪酸のオリーブオイル、または脂肪として体につきにくい効果で、最近流行している飽和脂肪酸中鎖タイプのココナッツオイルも加熱による酸化には強いので、おすすめしておきます。
 
マーガリンやサラダ油などの加工油脂は、悪玉のLDLコレステロールを増加させて、あらゆる心臓病のリスクを高めるトランス脂肪酸を含みますし、動物の脂やバター、パーム油、化学生成された食用油の類も、肥満や脂質代謝異常の原因になりやすいので、なるべく避けたほうが賢明です。
「自分で治す! 副腎疲労 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
 
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
 
一般にビタミンB群は、協力して働くため一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
また、現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
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