2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

血液循環は何のためにある?-血液が流れていることがわかってからまだ400年-

血液循環は何のためにある?-血液が流れていることがわかってからまだ400年- ◎元気に動けるのは血液循環があってこそ 血液循環とは、血液が血管のなかを流れて全身をかけめぐることです。 1628年にイギリスの解剖学者ウイリアム・ハーベーが「血液は心臓か…

「血液サラサラ」はほんとうにいいの?-怖いのは「血液ドロドロ」だけではない-

「血液サラサラ」はほんとうにいいの?-怖いのは「血液ドロドロ」だけではない- ◎「ドロドロ」VS「サラサラ」の勝者は 血液は枝分かれするたびに細くなり、ついには毛細血管に到達します。 このとき、血液がドロドロだったら、毛細血管を通過することは…

血小板がもたらす功と罪-多すぎても少なすぎても……-

血小板がもたらす功と罪-多すぎても少なすぎても……- ◎血管の傷口をふさぐ血小板 赤血球、白血球、血小板は血球の3兄弟です。 血小板はどんな働きをしているのでしょうか。 正解は、止血です。 とはいえ、「どんな傷でも血小板が駆けつけて止血してくれるか…

スポーツ選手は風邪を引きやすい?!-免疫が逆に体を攻撃する-

スポーツ選手は風邪を引きやすい?!-免疫が逆に体を攻撃する- ◎運動後に筋肉痛が起きる理由 意外と思われるでしょうが、スポーツ選手は風邪を引きやすいのです。 その理由は、白血球にあります。 免疫の主役は白血球ですが、白血球はつねに活発に働いてい…

有害物を蹴散らす白血球の仲間たち-外敵の侵入をいち早くキャッチする-

有害物を蹴散らす白血球の仲間たち-外敵の侵入をいち早くキャッチする- ◎リンパ球は猛烈な殺し屋 白血球のなかでもっとも多い顆粒球は、血液に乗って全身をパトロールしています。 この顆粒球の働きを助けるのが、毛細血管の血流です。 なにしろ、外敵であ…

血液は200日で新品に入れ替わる -赤血球が減ると一大事-

血液は200日で新品に入れ替わる -赤血球が減ると一大事- ◎赤血球は大量の酸素の運び役 血液循環は、動脈から始まって、毛細血管に入り、静脈にもどります。 問題は、毛細血管の部分です。 毛細血管は、読んで字のごとく毛のように細い血管で、直径は5~10μ…

細菌やウイルスと戦う血液の免疫力 -風邪は夜より昼に発病しやすい-

細菌やウイルスと戦う血液の免疫力 -風邪は夜より昼に発病しやすい- ◎免疫力を担うのは白血球 免疫力とは、細菌やウイルスといった外敵と戦う力のことです。 細菌やウイルスはどこから入ってくるかわからないため、守備軍である免疫力を全身に張りめぐらす…

血液が体内の情報を運んでいる

血液が体内の情報を運んでいる ◎血管と神経系の情報伝達速度の違い 血管は、体のなかで網の目のように全身に張りめぐらされています。 血管だけではありません。 神経も同じように、全身に張りめぐらされています。 そうなると、血管や神経が通信網として使…

血液は体のなかでいちばんの働き者

血液は体のなかでいちばんの働き者 ◎血液は全身を移動する優れもの 血液の働きは、大きく次の3つにまとめることができます。 ①酸素や栄養分の補給と老廃物の除去 栄養分であるエネルギー基質を臓器や器官に運び、組織で産生された代謝廃棄物を回収して、肺や…

動脈硬化のほんとうの怖さ

動脈硬化のほんとうの怖さ ◎循環能力の低下がいちばん恐ろしい 動脈硬化とは、文字どおり、「動脈が硬くなる」症状です。 動脈などの血管は、残念ながら、どうしても加齢とともに硬くなります。 コレステロールのような脂質や、カルシウムのような石灰分が血…

なぜ、血管のなかに傷ができるのか

なぜ、血管のなかに傷ができるのか ◎血管のなかが傷つくメカニズム 血管のなかにできる傷は、膝小僧をすりむいたときの傷とはちょっと違います。 血管の内側にある内皮細胞層は、つねに血液が流れているため、非常に滑らかで、ふつうは剥がれることはありま…

血管内にもカサブタができる!?

血管内にもカサブタができる!? ◎血管の内面が傷つく原因 「血栓を見たことがありますか?」 こう聞かれたら、ほとんどの人が、「見たことはない」と答えるでしょう。 しかし、実際には見たことがあります。 それも、何度となく見たことがあるはずです。 血…

「神秘の流れ」リンパ液の不思議

「神秘の流れ」リンパ液の不思議 ◎リンパ液は何をするもの? リンパ液の働きについて、肝臓組織と毛細血管の関係を例にして説明しておきましょう。 まず、毛細血管からにじみ出た栄養分は肝細胞の隙間を流れるリンパ液に流れ込み、栄養分を含んだリンパ液が…

年をとるほど光る魅力を手に入れる!

年をとるほど光る魅力を手に入れる! 今の人たちは見た目も考え方もいつまでも若いけど、だいたい30代・40代を境に「もう若くないかも……」って思う場面に出くわすようになるはずです。 でもそれは、ある部分では事実だけど、ある部分では誤解でもあります。 …

からだこそ、日々の積み重ねが大切です!

からだこそ、日々の積み重ねが大切です! 非常に当たり前のことを淡々ときちんとやっていくことこそが「疲れないからだ」をつくるということです。 普段からできるだけ自分の筋力を使って、そうじも洗濯も料理も階段の上がり下がりも自力でやっていくと、年…

40代のそうじのコツ≪こころ編≫今までやったことがないことに目を向ける

40代のそうじのコツ≪こころ編≫今までやったことがないことに目を向ける 40代は30代で見出した自分の志向性がはっきりと確立される時期だけど、逆に新しい何かへの努力はおろそかになりがちです。 そうなると、こころのエネルギーが消費されなくなります。 40…

40代のそうじのコツ≪からだ編≫とにかく、からだを動かそう!

40代のそうじのコツ≪からだ編≫とにかく、からだを動かそう! 40代あたりから、「老化」を意識せざるを得なくなってきます。 からだは衰えてきて、明らかに体力は落ちて疲れやすくなるし、見た目も白髪が出はじめたり、肌もしわやたるみなどの悩みが大きくな…

30代のそうじのコツ≪こころ編≫一度、いらないものを整理する

30代のそうじのコツ≪こころ編≫一度、いらないものを整理する 30代は、自分の人生がだんだんと整理されはじめる時期だと思います。 20代のころからするとひと区切りつくというか。 自分にとって虚飾的なものや、実は本質的にあまり望んでいないのになんとなく…

20代のそうじのコツ≪こころ編≫その日の悩みは、その日のうちに!

20代のそうじのコツ≪こころ編≫その日の悩みは、その日のうちに! 20代はからだの疲れよりも心の疲れのほうが深刻かもしれません。 この年代ですでに疲れてしまっている人は、何かというと「面倒くさい」という言葉を発することが多いです。 でも、面倒くさい…

20代のそうじのコツ≪からだ編≫食べたぶんだけ、しっかり消費!

20代のそうじのコツ≪からだ編≫食べたぶんだけ、しっかり消費! 20代はどんなにムチャをしても、まだまだ回復力が旺盛な時期です。 基礎代謝も高いし、疲れても寝るだけで元気に回復できる黄金期です。 だから、どちらかといえば、からだの疲れよりこころの疲…