2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

血液循環を高める健康入浴法-ポイントを押さえて効果倍増-

血液循環を高める健康入浴法-ポイントを押さえて効果倍増- ◎毛細血管の働きは簡単に高められる 血液循環のほとんどをコントロールしているのが毛細血管です。 ですから、毛細血管の働きを高めることができれば、ほぼ全身の循環機能が向上します。 日常生活…

塩分を制限してハッピーライフ-生活習慣病の改善につながる第一歩-

塩分を制限してハッピーライフ-生活習慣病の改善につながる第一歩- ◎日本人とは切っても切り離せない塩分 生活習慣病の原因はさまざまです。 喫煙が最大のリスクであるとするデータもあれば、食生活が欧米化して肉類の摂取量が増えたからだ、という説もあ…

生活習慣病はコントロールできる-「負の生活習慣」から「正の生活習慣」へ-

生活習慣病はコントロールできる-「負の生活習慣」から「正の生活習慣」へ- ◎3つのポイントに注意しよう 生活習慣病はいろいろな疾患の集合体であり、いずれも血液循環と深くからみあっています。 つまり、生活習慣病のすべてが、循環機能を低下させる方…

高齢者はもっと肉食をしよう-「老化」という大仕事を成し遂げるために-

高齢者はもっと肉食をしよう-「老化」という大仕事を成し遂げるために- ◎「これ1つでOK」という食品はない 時折、「循環改善食はありませんか」と聞かれることがあります。 残念ながら、循環を改善できる特定の食品はありません。 たとえあったとしても…

循環機能を高める⑥眠る力-昼間の活動が夜の熟睡をもたらす-

循環機能を高める⑥眠る力-昼間の活動が夜の熟睡をもたらす- ◎年齢とともに時間感覚も変わる 歳をとると睡眠時間が短くなる、といわれるのはなぜでしょうか。 ここにおもしろい実験があります。 さまざまな年齢の人を集め、「1分経過したと思ったら手をあげ…

循環機能を高める⑤話す力-楽しくおしゃべりして健康になる-

循環機能を高める⑤話す力-楽しくおしゃべりして健康になる- ◎話せなくなったら要注意 医師は、重病の患者さんと向き合う機会が非常に多いのですが、患者さんがしっかりと話せているあいだは、あまり心配しません。 ですが、言葉が不明瞭になってくると、危…

循環機能を高める④噛む力-ガムを噛めば脳が活性化する-

循環機能を高める④噛む力-ガムを噛めば脳が活性化する- ◎噛むことで全身の循環系が活性化される プロ野球の選手から、「シーズンオフになったら、まず歯医者通いです」という話をうかがったことがあります。 1本でも多くヒットを打ちたいので、試合中は奥…

循環機能を高める③握る力-ギュッと握って全身の力をアップ-

循環機能を高める③握る力-ギュッと握って全身の力をアップ- ◎マラソン選手のスピードが落ちたワケ 保育園や幼稚園で子どもたちに親しまれている「むすんでひらいて」というお遊戯があります。 じつは、この「握る―離す」という手の運動は、血液循環ときわ…

循環機能を高める②歩く力-歩き方が変われば脳の働きも変わる-

循環機能を高める②歩く力-歩き方が変われば脳の働きも変わる- ◎人間は歩くことで地上の王者になった 歩くことは、動物の基本的な移動方法です。 野生動物の世界では、上手に歩けることが、生命維持につながります。 人間は2本の足で歩けるようになったこと…

循環機能を高める①立つ力-「しっかり立つ」意識をもとう-

循環機能を高める①立つ力-「しっかり立つ」意識をもとう- ◎立つことも大運動の1つ 私たちの祖先はいまから約500万年前に2本の足で直立したといわれています。 この間、いろいろな進化の過程があり、いまでは直立した体形が、私たちの生活に適したものとな…

循環機能を高める6つの力-健康長寿も若返りも夢ではない-

循環機能を高める6つの力-健康長寿も若返りも夢ではない- ◎動くことの大切さを再認識しよう 血液循環を促進し、強い血管をつくるためには、運動が絶対に必要です。 その理由は大きく2つあります。 1つは、人間が動物であるからです。 動物は「動く物」です…

意欲の低下は睡眠と運動で振り払おう-やる気のなさを歳のせいにしない-

意欲の低下は睡眠と運動で振り払おう-やる気のなさを歳のせいにしない- ◎ハッピー神経が脳を覚醒させる 中高年になると、意欲の低下がいろいろなかたちで現れます。 最近の研究によると、意欲のもとは、「甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン」だと考えられて…

認知症-“ボケの芽”が育っていませんか?-

認知症-“ボケの芽”が育っていませんか?- ◎予防するチャンスは2回ある 認知症は、そのものずばり、血液循環が関係する疾患です。 アルツハイマー型認知症を中心に、お話しましょう。 アルツハイマー型認知症は、症状が現れる約20年前に、脳内に“ボケの芽”…

肥満-「食本能+飢餓DNA」とのせめぎ合い-

肥満-「食本能+飢餓DNA」とのせめぎ合い- ◎やっぱり「肥満は万病のもと」 人間には、食本能、性本能、群がり本能という3つの本能があります。 なかでも、食本能は自己防衛につながるため、強烈に働きかけます。 人類の歴史は飢餓の歴史でもあります。 …

歯周病-動脈硬化も引き起こしかねない-

歯周病-動脈硬化も引き起こしかねない- ◎歯周病対策はとにかく歯磨き! 口のなかには、さまざまな細菌が存在します。 これを「口腔内常在細菌叢」といいます。 この細菌は悪者ではなく、自分の縄張りを守って、悪い細菌の侵入を防いでいるのです。 でも、…

腎臓病-気づいたときには手遅れ-

腎臓病-気づいたときには手遅れ- ◎腎臓は老化しやすい臓器 ソラマメ型の腎臓のなかには、血管の塊が無数にあります。 腎臓は、全体が血管の塊のような臓器なのです。 血管には、加齢とともに老いるという宿命があります。 そうした血管が集まる腎臓も非常…

脂質異常症(高脂血症)-コレステロールのウソとホント-

脂質異常症(高脂血症)-コレステロールのウソとホント- ◎コレステロール血が高いほうが長生き!? 脂質異常症で問題になる脂質は、コレステロールと中性脂肪です。 現在、コレステロール値は、日本の中高年者にとって恐怖の的といえます。 「日本人はコレス…

脳梗塞-「話せない」「動かない」がそろったら要注意!!-

脳梗塞-「話せない」「動かない」がそろったら要注意!!- ◎高血圧が発症の引き金になる 脳梗塞は、日本人の死亡原因のなかでも上位を占める疾患です。 後遺症が残りやすく、介護や福祉の面でも大きな課題をともなっています。 脳梗塞の別名は「脳軟化症」…

心臓病-便利な循環システムが裏目に出る-

心臓病-便利な循環システムが裏目に出る- ◎心臓は心臓によって養われている 心臓は血管の一部がふくらんだもので、働く臓器です。 働くからには燃料が必要です。 その燃料は、心臓から出る冠状動脈という血管で支えられています。 冠状動脈は心臓の壁(心筋…

肩こりは、アメリカでは通じない!?

肩こりは、アメリカでは通じない!? 肩こりの主役は、後頭部に始まり、鎖骨から胸椎を覆う背中の表層にある「僧帽筋」という筋肉です。 読んで字のごとく、キリスト教の僧侶の帽子に似ていることから名づけられました。 筋肉は疲れると、筋線維が縮んだまま…

記憶力の低下は循環不良から生じる-酸素とブドウ糖があれば脳はご機嫌-

記憶力の低下は循環不良から生じる-酸素とブドウ糖があれば脳はご機嫌- ◎脳のエネルギー源はブドウ糖 私たちの記憶力は、20歳後半を頂点として、その後は徐々に低下しはじめ、90歳を超えると、5歳の幼児にも劣る記憶量となってしまいます。 脳内には、低下…

血液循環に欠かせない4つの器官-上手に生きるための連携プレー-

血液循環に欠かせない4つの器官-上手に生きるための連携プレー- ◎燃焼にかかわる3つの器官 私たちのからだの構造は、血液循環の視点で見ると、3つの内蔵機能(呼吸器、消化器、泌尿器)と総司令部(脳)に分けることができます。 そして、これら4つの重要器官…

循環不良の軽い症状を見逃さない-まずは体を動かそう-

循環不良の軽い症状を見逃さない-まずは体を動かそう- ◎血液循環の不良は命にかかわる こり、冷え性、のぼせ、だるさ、疲労感、めまい、不眠、頭痛、頭重……。 血液循環がよくない症状として、とくに顕著に見られるものですが、あまりにもおなじみすぎて、…