2015-01-01から1年間の記事一覧

神経線維がふえる? 細胞がふえる?

神経線維がふえる? 細胞がふえる? 失われた脳細胞が再生するという、最新の、そして重大な研究成果をお伝えしようと思います。 人はだれでも年をとります。 人間だけではありません。 イヌもネコもサルもライオンもウサギも、いえ、魚も鳥も昆虫も、樹木や…

熱を保とうとする働き

熱を保とうとする働き 脳の温度は一定に保たれるようになっています。 脳の温度は、視床下部というところにセンサーがあって、それが働くことで保たれます。 たとえば、ものすごく寒い環境にいて、身体の温度が低くなると、ガタガタふるえてきます。 ふるえ…

脳の温度を上げるな!

脳の温度を上げるな! 私たちの身体からは、熱がでています。 なぜ熱がでるのでしょう? 燃えているからです。 私たちの体内では、エネルギーが燃やされているのです。 燃やされているので、カラダは働くことができるのです。 だれでも、何らかの働きをすれ…

「喜び」の重要性を知ろう!

「喜び」の重要性を知ろう! あなたが「嬉しい!」と喜んでいるとき、脳の中はどういう状態なのでしょうか? 脳内物質であるドーパミンが多く出ているのです。 たとえば巨人ファンの場合、「巨人が勝った」という客観的な事実が、脳を刺激して、ドーパミンを…

「生きる速度」を落とそう

「生きる速度」を落とそう やはり人間、ある程度、年をとってきたら、働くこと自体は結構ですが、息つくヒマもないほど忙しくするのではなく、何でも「適度にする」ことが大事です。 ようするに、働きすぎて脳梗塞になっている人が数多くいらっしゃるのです…

プラシーボ効果って何?

プラシーボ効果って何? たとえば、ここに二つの「薬」があるとします。 二つとも、同じ「薬」のようです。 見た目はまったく同じだからです。 まさか違うモノだとは思えません。 そして、お医者さんが、 「この薬はね、開発されたばかりの、最新の薬なんで…

勉強とは脳細胞をふやす作業

勉強とは脳細胞をふやす作業 最近、脳細胞は、年をとってからでもふえるということがわかってきました。 これは私たちにとって一条の光明ではないでしょうか! これまで私たちは、人体について悲観的なことばかりいわれてきました。 「脳細胞や心臓の細胞は…

ストレスは脳細胞を破壊する

ストレスは脳細胞を破壊する ベトナム戦争の帰還兵の後遺症は、米国でも話題になりました。 彼らは、帰国して日常の生活に戻ったあとで、いろいろな後遺症に悩まされているのです。 自動車の排気音を聞くと、「戦車に襲われる」と叫んで、机の下に隠れる人が…

ストレスは人を病気にします

ストレスは人を病気にします ストレスがあまりに大きくなると、副腎皮質ホルモンがたくさんでます。 このホルモンは危険です。 脳細胞を壊してしまうからです。 「でも、ストレスなんて、だれでもあるじゃないか」 という意見もあると思います。 そり通り。 …

肝臓が疲れてしまうとやる気がなくなります

肝臓が疲れてしまうとやる気がなくなります 肝臓というのは、脳の機能の影響をうんと受ける臓器です。 だからストレスの影響をモロに受けます。 ふつう肝機能障害というと、お酒の飲みすぎがあげられます。 お酒(アルコール)を飲むと、肝機能が悪くなって、G…

成人病は「血管の病気」

成人病は「血管の病気」 近年の成人病の中で、代表的なものの一つに「糖尿病」があります。 最近は、成人病というより、生活習慣病といわれていますが、非常に恐ろしい病気の一つです。 糖尿病というと、「血糖値が高くなる」から起きる病気というイメージが…

心の平安こそ脳を守る

心の平安こそ脳を守る 海馬は、ストレスによって傷害を受けます。 と同時に、高齢になると傷害されやすくなります。 このため、高齢になると、若い頃のことはよく覚えていても、最近のことは覚えられないということが起こってきます。 一方、前頭葉も、高齢…

動脈硬化はコレステロールのせいじゃない

動脈硬化はコレステロールのせいじゃない もちろん、世間一般によくいわれるように、私たちの血管が「動脈硬化」を起こすことを、まず防がなければなりません。 これはこわいものです。 ただ、動脈硬化という病気は、よくコレステロールが原因であるかのよう…

キレる人は、なぜ朝よりも夜の方が多いのか

キレる人は、なぜ朝よりも夜の方が多いのか 電車の中でキレる人を見かけます。 少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。 でも、最近は違ってきています。 しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人な…

脳梗塞の起こりやすい時間帯は?

脳梗塞の起こりやすい時間帯は? 脳梗塞というと、昼の仕事中突然バタッと倒れるといったイメージを持っている人も多い。 ですが、じつは脳梗塞が多発するのは、夜の睡眠中から午前中にかけての時間帯です。 起きやすい時間は、脳梗塞のタイプによっても多少…

水分不足が脳梗塞にもつながります

水分不足が脳梗塞にもつながります 皆さんは、五大栄養素だけでなく、次々に解明される食品の機能性成分に気をとられて、水の重要性を忘れてはいないでしょうか。 生き物にとって最もたいせつなのは水。 人間の体の約60%は水分です。これは血液やさまざまな…

脳の老化を防ぐことはできる

脳の老化を防ぐことはできる 脳の神経細胞の消失は、脳の使い方次第で、ある程度ブレーキをかけることができます。 脳の老化を遅くするためによいのは、いろいろな物ごとに興味や好奇心を持つことです。 「あの人は頭の回転が速い」と言うことがありますが、…

脳出血の種類と症状

脳出血の種類と症状 脳出血は、出血する場所によって5つに分けられます。 部位や大きさにより、あらわれる症状は異なりますが、頭痛、嘔吐、意識障害を伴うマヒなどは共通してあらわれることが多いものです。 ≪出血部位で症状が異なる≫ 出血部位と症状は、発…

くも膜下出血の症状

くも膜下出血の症状 くも膜下出血が起きると、必ずといってよいほど、頭痛、吐きけ・嘔吐、項部硬直などの症状があらわれます。 これらを髄膜刺激症状といいます。 ≪頭痛、嘔吐、意識障害などが出現≫ くも膜下出血では、脳出血や脳梗塞のように、顔や手足の…

くも膜下出血の危険因子

くも膜下出血の危険因子 くも膜下出血を引き起こす危険因子は脳動脈瘤ですが、このほかにも喫煙習慣、高血圧、過度の飲酒などが関係しているという報告があります。 ≪タバコとお酒は大きな危険因子≫ 脳動脈瘤以外の危険因子は、喫煙、高血圧、飲酒などです。…

くも膜下出血の前ぶれを知っておこう

くも膜下出血の前ぶれを知っておこう くも膜下出血は突然の激しい頭痛で始まりますが、3分の1程度の人が前ぶれの頭痛を経験しています。 また、未破裂の動脈瘤がある場合の症状も知っておきたいものです。 ≪激しい頭痛は要注意≫ 本格的なくも膜下出血の発作…

脳梗塞は脳血管が詰まる病気

脳梗塞は脳血管が詰まる病気 脳梗塞は、脳に酸素と栄養を与えている血管が詰まることによって起きる病気です。 血流がとだえると、詰まった部分から先の脳細胞が壊死し、運動、言語、感覚などにさまざまな障害があらわれます。 ≪脳梗塞には3つのタイプがある…

【脳卒中】発症後3時間以内の治療がカギ

【脳卒中】発症後3時間以内の治療がカギ ≪血管が詰まるタイプ破れるタイプ≫ 一口に脳の病気といっても、さまざまな種類がありますが、いちばん身近に見聞きする病気は脳卒中です。 脳卒中は脳血管障害ともいわれ、脳の血管が詰まったり、破れたりすることに…

ラクナ梗塞の原因と症状

ラクナ梗塞の原因と症状 細い血管に起きた動脈硬化が原因となって発症するのが、ラクナ梗塞です。 梗塞巣が小さいので、1回の発作の予後は良好ですが、複数個所に起きると認知症の原因になることもあります。 ≪かつては日本で圧倒的に多かった≫ ラクナとは、…

アテローム血栓性脳梗塞の原因と症状

アテローム血栓性脳梗塞の原因と症状 太い血管に動脈硬化が起きると、しだいに血管の内腔が狭くなり、詰まりやすくなります。 動脈硬化を促進するのは、高血圧、脂質異常症、糖尿病などです。 ≪原因は太い血管の動脈硬化≫ アテローム血栓性脳梗塞の原因は、…

脳梗塞の前ぶれ(一過性脳虚血発作)を見逃さない

脳梗塞の前ぶれ(一過性脳虚血発作)を見逃さない 脳梗塞を起こす患者の約3割は、本格的な発作の前に前ぶれの発作を体験しています。 前ぶれの発作を見逃すことなく、適切に対処することが、脳梗塞の予防につながります。 ≪TIAは脳梗塞を起こす警告≫ 脳梗塞…

命に別状ない頭痛、危険な頭痛

命に別状ない頭痛、危険な頭痛 頭痛を経験したことがない人はおそらくいないでしょう。 それほど、頭痛は日常的な症状です。 多くの場合は心配のない頭痛ですが、中には重大な病気が隠されていることもあります。 ≪命に別状ない頭痛≫ 頭痛の大半を占めている…

多発脳梗塞性認知症を防ぐためには

多発脳梗塞性認知症を防ぐためには 認知症を防ぐためには、規則正しい生活を送り、適度の運動・食事をとることですが、これが簡単なようで最も難しいことです。 多発脳梗塞性認知症を防ぐためには、脳梗塞の原因となる高血圧、不整脈、糖尿病、高脂血症、肥…

40代以降に増えてくるラクナー梗塞は脳の働きを悪くする

40代以降に増えてくるラクナー梗塞は脳の働きを悪くする MRIで中高年の人の脳の画像を撮ると、健康な人でも、ところどころに小さな斑点が見られることがよくあります。 その多くは、脳細胞の一部が死んだ脳浮腫ですが、直径8ミリくらいの大きさになったもの…

脳の血管の詰まり方による脳梗塞のタイプ

脳の血管の詰まり方による脳梗塞のタイプ ◆動脈硬化が進んで脳血管が狭くなる「脳血栓」 脳梗塞は、なんらかの原因で脳の血管が詰まることで起こります。 そこで、血管を詰まらせる原因によって、大きく2つのタイプに分類されます。 その1つが、「脳血栓」で…