2015-01-01から1年間の記事一覧

肉もラーメンも体にいい!?「ちょい足し健康法」

肉もラーメンも体にいい!?「ちょい足し健康法」 たとえば、肉を食べるときにアマニ油をかければ、魚の油をいっしょにとるのと同じことになります。 魚嫌いなら肉にアマニをかけて、“なんちゃって魚”にして食べましょう。 肉は不健康、あまりとらないほうがい…

不健康アメリカに改善の兆し! その陰に……

不健康アメリカに改善の兆し! その陰に…… 日本ではまだなじみが少ないアマニですが、欧米ではずいぶん前からヘルシーな機能性食品として注目されています。 アマニが注目され始めたのは、2000年代のはじめ、アメリカで医療費の増大が問題視されたときです。…

「アマニ油」をおすすめする4つの理由

「アマニ油」をおすすめする4つの理由 患者さんにもおすすめしているその主な理由は、4つあります。 1.αリノレン酸含有量はくるみの2倍 クルミにはリノレン酸が多く含まれています。 ナッツのなかではダントツに多く含んでいるのは事実ですが、クルミ100グラ…

“青魚が苦手な人”に朗報!新注目「魚以外のEPA」

“青魚が苦手な人”に朗報!新注目「魚以外のEPA」 「EPA」を効率よくとるためには、よく言われているように、魚を積極的にとればいいのです。 患者さんに「魚をできるだけ多く食べましょう」と指導しています。 しかし、実際には、魚があまり好きでなか…

とりすぎ「オメガ6系脂肪酸」は、ココにも、ソコにも潜んでいる!

とりすぎ「オメガ6系脂肪酸」は、ココにも、ソコにも潜んでいる! 1950年代の日本人のEPA:AAの比率は1.44と、動脈硬化予防には理想的な状態でした。 ところが、1985年には0.16まで下がってしまいます。 こう説明すると、「魚の消費量が減ったんだろう…

突然死のリスクを大幅に減らす「EPA」

突然死のリスクを大幅に減らす「EPA」 ここで少し「オメガ3系脂肪酸=EPA」が体内でどんな働きをしているのか、簡単にご説明しましょう。 もっとも注目されているのが、EPAそのものに血管を丈夫にしたり、血栓ができにくくして血液が滞りなく流れる…

「植物油」が血管を老化させていた!?

「植物油」が血管を老化させていた!? 油と血管の老化についてです。 これまでは、単純に「飽和脂肪酸」が血管の老化=動脈硬化を促進すると考えられてきました。 ところが、「不飽和脂肪酸」も場合によっては、血管の炎症を招き、動脈硬化のリスクを高めるこ…

人は「血管」とともに老いる

人は「血管」とともに老いる なぜ「血管」の状態が、全身の「老化」を加速させるのでしょうか。 それは、 血管が「全身のあらゆる臓器に栄養や酸素を送る」という重要な役割を担っている からです。 私たちの体を構成する細胞は、主に血管を流れる血液が運ぶ…

老化を進め、寿命を縮める糖尿病という“大敵”

老化を進め、寿命を縮める糖尿病という“大敵” ここでは糖尿病について見ていきましょう。 糖尿病とは、体中の血管に障害が起こるコワい病気です。 糖尿病こそ、老化を押し進める最大の原因なのです。 【糖尿病のコワさ1 動脈硬化の発症年齢が早くなる】 糖尿…

しなやか血管のためには、和食文化を見直すべし

しなやか血管のためには、和食文化を見直すべし 注目したいのは久山町研究で「米の消費が50年間で半分になったこと」です。 この現象は、主食が「米」から「肉やパンや麺類などに幅広く増えた」ということなのでしょう。 つまり「和食離れ」と「食事の欧米化…

生活習慣を直していくなら、ぼちぼち、ユルくが最高

生活習慣を直していくなら、ぼちぼち、ユルくが最高 東洋医学でいうところの「未病」という考え方をご存知でしょうか。 これは、「明らかな病気ではないけれども、健康とも言えない状態」を言います。 たとえ、健康診断や検査で異常がなくても、ちょっとした…

糖尿病対策ができているなら、タバコを吸ってもいいじゃない

糖尿病対策ができているなら、タバコを吸ってもいいじゃない 「人間が生きていくこと」とは、言い替えれば「老化」にほかなりません。 どのようにあがいても、「死」に向かうしかないのであれば、どのようなことをして過ごすかは、もはや個人の人生観や死生…

食事の欧米化で、子どもの血管も危ない!

食事の欧米化で、子どもの血管も危ない! 日本の死亡原因の第1位は、がんです。 第2位以下には、心臓病や脳血管疾患など、「動脈硬化による病気」が並びます。 たとえば心筋梗塞で言えば、発症数は年間約15万人。 そのうち約30%の人が死亡しているとされます…

突然死リスクは、1年中「起床直後」に要注意!

突然死リスクは、1年中「起床直後」に要注意! 「冬は血管事故が増える」、そう思い込んでいる人がいますが、大きな誤解です。 心筋梗塞や脳梗塞の発症は、“年中無休”。 「夏場だから安心」なんてことはありません。 近年、風呂場での寒暖差による健康被害が…

急な不眠は、血管の悲鳴の可能性も

急な不眠は、血管の悲鳴の可能性も 「不眠」を訴える患者さんは、ことのほか多いものです。 一般的に、年を重ねると不眠になっていきます。 「夜の入眠時間が遅くなる人」には、「眠たくなるまで、起きていてよいのですよ」とお話して、ひとまず様子を見てい…

寝不足も、寝すぎもあなたの命をむしばむ

寝不足も、寝すぎもあなたの命をむしばむ 理想の睡眠時間について、興味深い統計をご紹介しましょう。 JACC(40~79歳の男女11万人を10年間追跡)のデータです。 JACC(japanCollaborative Cohort Study)とは文部科学省科学研究費による大規模コホート研究のこ…

いきすぎた健康志向は、あなたを苦しめるだけ

いきすぎた健康志向は、あなたを苦しめるだけ 「健康寿命を延ばす」と聞くと、禁欲的な暮らしを想像するかもしれません。 ですがモットーは「ぼちぼち」です。 たとえば「○○は食べない」「○○はしない」など、禁止や否定をする考え方は、心の負担になります。…

「見た目」が若い人は、「血管年齢」も、やっぱり若い

「見た目」が若い人は、「血管年齢」も、やっぱり若い アンチエイジング(老化対策)について考えるとき、「見た目アンチエイジング」と「血管アンチエイジング」とに分けて考えるようにしています。 面白いことに、さまざまな検査をしてみると、「見た目」が若…

“脱ストレス”で心も血管も、しなやかに

“脱ストレス”で心も血管も、しなやかに 私たちはさまざまなストレスに常に襲われています。 けれども人間にとって「ストレスがない(少ない)状態」は大事です。 心身のストレスは、突然死などの循環器のトラブルを招くからです。 ここでは、ストレスを溜めな…

本当にコワいのは、第3の脂肪「異所性脂肪」

本当にコワいのは、第3の脂肪「異所性脂肪」 「日本人は、(欧米人に比べて)隠れ肥満になりやすい」などとよく言われます。 その「隠れ肥満」の“真犯人”として、近年注目されているのが「異所性脂肪」という脂肪です。 今まで「脂肪」とは、「皮下脂肪」(皮膚…

何歳からでもしなやか血管へ、リセットできる?

何歳からでもしなやか血管へ、リセットできる? 「今まで“仕事漬け”で、さんざん不摂生な毎日を送ってきました。 突然、心筋梗塞で病院に運ばれましたが、奇跡的に命だけは助かりました。 暴飲暴食で過ごしてきた私ですが、心を入れ替えたいと思います。 硬…

動脈硬化になる時期を、先送りすることを心がける

動脈硬化になる時期を、先送りすることを心がける 「血管が衰えること」とは、いったいどのような状態なのでしょうか。 わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。 動脈硬化とは、血管の弾力性が失われて硬くなったり、血管内にさまざまな…

あなたの老化は、すでに血管から始まっている

あなたの老化は、すでに血管から始まっている 「老化」と聞いたとき、あなたはいったいどんな変化を思い浮かべますか? 顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。 それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。 そもそも血管の…

「しなやかな血管」と「硬い血管」の違いとは

「しなやかな血管」と「硬い血管」の違いとは 「しなやかな血管」の定義とは、「健康な血管」のこと。 血液がサラサラとスムーズに流れていくイメージです。 必要なときには、血管の太さを拡張することだってできます。 反対に「硬い血管」の定義とは、「動…

自律神経のかたよりは低体温、免疫力低下のもと

自律神経のかたよりは低体温、免疫力低下のもと 交感神経の優位なからだは低体温で、顆粒球が増加。 副交感神経が優位なときは高体温でリンパ球が増加。 ◆自律神経は体温調整にもかかわっている 私たちは、暑いときは汗をかいて、体温が上がるのを防ぎます。…

気圧が低く雨の多い気候はじつはからだにやさしい

気圧が低く雨の多い気候はじつはからだにやさしい 気温や湿度などの環境も自律神経・免疫力に関係する。 酸素が少なく、低気圧で高湿度の環境ならリラックス。 ◆酸素が多いと交感神経は緊張する 自律神経と免疫力は、気圧にも関係していて、高気圧では交感神…

噛めば噛むほど脳は活性化する

噛めば噛むほど脳は活性化する 人は食事をする時どのくらい食べ物を噛んでいるのでしょうか。 最近はジャンクフードが好まれて、堅焼きせんべいをポリポリ食べるというのは、少なくなりました。 お菓子もやわらか指向ですね。 固い肉を食べることは少なくな…

正体に気づけばストレスは自然と軽減できる

正体に気づけばストレスは自然と軽減できる 自分にとって何がストレスなのかを考えてみる。 ストレスに気づくことが、病気から脱却する第一歩になる。 ◆何がストレスかわかれば、本能が守ってくれる 病気や体調悪化の大きな原因は、ストレスによって交感神経…

糖尿病の原因はストレス!

糖尿病の原因はストレス! 米国に移住すると、日本人でも糖尿病が多くなるのは、食生活が違うからだという意見がいつもいわれます。 いわゆる過食で栄養過多になるというのです。 しかし実態はやや違うとういうことが、最近わかってきました。 糖尿病という…

人は「信じる心」の中で生きている

人は「信じる心」の中で生きている 人は病気になれば、弱いものです。 精神的に強い人もいますが、多くの人は、病気になれば、不安になるものです。 このような精神状態のときに、お医者さんから、「だいじょうぶですよ」というような、力強い、元気をつける…