2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

病院に行くほどじゃない不調、増えてない?

病院に行くほどじゃない不調、増えてない? 最近なんだかよく眠れない。 寝つくまでに時間がかかるし、 朝早くに目がさめてしまうことも。 ぐっすり寝た感じがしない。 体もだるいし、重いし、 疲れやすくなった。 夏でも手足が冷たくなる。 それに、肌が乾…

「自分を大切に生きる」ことで自分も家族も幸せになれる

「自分を大切に生きる」ことで自分も家族も幸せになれる 老後は「かつかつの生活」という人も、快適な過ごし方があります。 知人で、「バブルの頃は羽振りがよかった」という人がいます。 バブル崩壊の余波で会社は倒産し、奥さんとも離婚、家族とは別れて暮…

最大の老化予防は「自分のためにお金を使う」こと!?

最大の老化予防は「自分のためにお金を使う」こと!? 年を取ったら、「お金は浪費せずに貯めて、子や孫に残すべき」という人もいますが、「心の老化」予防には、年を取った人のほうが、どんどんお金を使ったほうがいいでしょう。 その方が感情老化の予防にな…

悪循環する思考を修正する「反証」

悪循環する思考を修正する「反証」 厚生省の事業「こころの健康科学研究事業」が作成した、『うつ病の認知療法・認知行動療法治療者用マニュアル』によれば、認知療法で、治療者がうつ病の患者に行う問答の「反証」の例が紹介されています。 「状況」「感情…

心の老化を進める「自動思考」の悪循環パターン

心の老化を進める「自動思考」の悪循環パターン 米ペンシルベニア大学精神科のアーロン・ベック教授は認知療法に、さらに工夫を加えていきました。 実際に、とても悲観的になっている人を「説得すること」だけで楽観的に変える、そして、うつ病をよくすると…

言葉で認知を変えていく「認知療法」

言葉で認知を変えていく「認知療法」 うつ病は「悪循環を生みやすい病気」という特徴があります。 「心配が心配事を増やす」ように、悪循環となる考えが「自己増殖」していくタイプの病気といえます。 かつては、 「うつ病のときには、悲観的な認知となり、…

思考をプラスに転じさせるコツ

思考をプラスに転じさせるコツ 「うつ病の人の認知を変えること」の重要なポイントは、思考法に「プラス思考」を織り込めるようにすることでしょう。 エジソンの有名な言葉があります。 「人生で失敗したことは一度もない。1万通りの『うまくいかないやり方…

「心の病気」から「脳の病気」になったうつ病

「心の病気」から「脳の病気」になったうつ病 うつ病は、「心の病気」と考えられてきました。 患者に何らかの精神的な異常があるとき、その人の心に問題があるため異常が起こっていて、病気となって発症していると思われていたのです。 1950年代くらいまでは…

老人性うつに気づく3つのポイント

老人性うつに気づく3つのポイント 認知症の兆候と間違えられることがよくあるのが、高齢者のうつ病です。 うつ病と認知症のいちばん大きな違いは、「うつ病は早期に治療すればよくなる」けれども、「認知症は進行を遅らせることはできても、治すことはでき…

「声を出す」「人と会話をする」ことの効能

「声を出す」「人と会話をする」ことの効能 現在、アルツハイマー病の新薬として開発されている薬品のほとんどは、アミロイドβの蓄積を防ごうとするものです。 動物実験の段階ではうまくいくのですが、人間ではなかなか効果が見られず、市販されるには至って…

うつ病の3大予防法 3.外出して光に当たる

うつ病の3大予防法 3.外出して光に当たる 太陽の光を浴びることは、健康の基本です。 冬季うつ病という季節性のうつ病がありますが、秋から冬にかけて日照時間が短くなることが、その発症の原因の一つと考えられています。 また、欧米で冬季うつ病が多い理…

うつ病の3大予防法 2.食事のバランスを考える

うつ病の3大予防法 2.食事のバランスを考える そもそも、なぜ人はうつ病になるのかという研究では、今のところ脳内のセロトニンという神経伝達物質が年齢とともに、または環境、状況によって不足するから起こるのだろう、という説が有力です。 つまり、「不…

うつ病の3大予防法 1.考え方のパターンを変える(思考を変える)

うつ病の3大予防法 1.考え方のパターンを変える(思考を変える) うつ病は、さまざまな治療法があります。 とはいっても、ならないに越したことはありません。 うつ病になってしまうと、抑うつ気分になって、貴重な人生の一時期を無駄にしかねません。 うつ病…

こういった症状があったら要注意

こういった症状があったら要注意 認知症と、ここでお話しするうつ病には、大きな違いがあります。 それは、「うつ病はよくなる」ということ。 そして、認知症とうつ病が並行して起こることがある、ということにも注意が必要です。 そこで以下の「簡易自己チ…

ほかのうつ病とは違う、老人性うつ病の特徴

ほかのうつ病とは違う、老人性うつ病の特徴 高齢で発症するうつ病は、精神的なストレスというより、内因性精神病として起こることが多いようです。 やはり、年とともに神経伝達物質がある一定レベルより少なくなるためで、そうすると本人の自覚や原因なしに…

早く認知症が進む人、進行が1~2年遅れる人

早く認知症が進む人、進行が1~2年遅れる人 しかし、ふだんシャキシャキ歩いていた高齢者が、あるとき、何かの病気になって1カ月寝込んだりすると、病気そのものがよくなっても、以前よりボケた状態になったり、以前ほどしっかり歩けなくなったりします。 一…

認知症でも日常生活を普通に送れる人はたくさんいる

認知症でも日常生活を普通に送れる人はたくさんいる 先に「認知症になったら多くの人が徘徊する」などの誤解があることをお話ししましたが、ほかにも認知症に対する誤解はまだまだあります。 その一つが、認知症になると「子ども返りする」という誤解です。 …

長寿大国・日本でおざなりにされている対策

長寿大国・日本でおざなりにされている対策 日常的にできる本当にシンプルなことで、「老い」を迎える準備=「老い支度」はできます。 老後の資金や年金の計算は、健康なときからだれでも心配するのですが、「老い」によって起こる問題は、お金の問題だけで…

世間が誤解している認知症

世間が誤解している認知症 人生、長生きしていれば、だけでも経験するのが「老い」です。 ところが、その「老い」に対する準備ができていない人が、あまりにも多いことを、医師として多くの患者さんほか、さまざまな人たちと接してきて感じています。 認知症…

年を取るほど日光に当たることの重要性

年を取るほど日光に当たることの重要性 「日光を浴びる」ことも重要です。 うつ病には、強い光を浴びる治療法もありますが、日頃から外出して太陽光を浴びるだけでも違うのです。 光を浴びることで、セロトニンや睡眠と関係のあるホルモンの一種メラトニンの…

うつにならないための基本習慣

うつにならないための基本習慣 うつ病はある程度は予防できます。 その基本は、毎日の生活から、です。 まずは「食生活を工夫する」ことからはじめるのがいいでしょう。 それには、うつ病の原因の一つではないかと考えられている、神経伝達物質セロトニンの…

ボケより怖い「うつ病」

ボケより怖い「うつ病」 ボケ、認知症とは異なる「心の老化」で、とくに気をつけたいのが「うつ病」です。 「心の老い支度」としては、むしろこちらのほうが大切です。 うつ病は、「心の風邪」とよくいわれます。 そう呼ばれるほど、だれもが発症する可能性…

「予防と対策」はたくさんある

「予防と対策」はたくさんある 感情老化、男性ホルモン、うつ病……などの状態を測るテストやチェックリスト、そういったツールを利用して、「心の老い」を自己分析し、現状を把握したら、「予防と対策」を考えます。 たとえば、何らかの「ボケの兆候」が見ら…