2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

脳梗塞の3つのタイプ

脳梗塞の3つのタイプ ひと口に「脳梗塞」といっても、主に3つのタイプがあります。 ・アテローム血栓性脳梗塞 ・ラクナ梗塞 ・心原性脳塞栓症 ちなみに、この3つの脳梗塞の患者さんの割合は、それぞれ3割ほど。 合わせて9割です。 残りの1割は、ほかの原因に…

遺伝的な要素が強い「くも膜下出血」

遺伝的な要素が強い「くも膜下出血」 脳卒中の中で遺伝的な影響を受けやすいのは、圧倒的に「くも膜下出血」です。 「くも膜下出血」というのは、脳の血管の一部にコブができて、そこが破裂して出血する病気です。 そのコブは動脈にできるので「動脈瘤」とい…

自分ではどうにもできない危険因子

自分ではどうにもできない危険因子 脳卒中の危険因子には、「自分では、どうにもできないもの」もあります。 その一つが「老化」です。 「人間は血管とともに老いる」といわれます。 年をとれば、筋肉が落ち、肌にシワができます。 髪の毛も白くなったり、抜…

自分で変えることができる危険因子

自分で変えることができる危険因子 脳卒中になる人、ならない人 「日本人の5人に1人は脳卒中になる」という数は、あくまでも現在の数字です。 まずは現状の数字で、話を進めます。 「5人に1人が脳卒中になる」ということは、5人に4人はならないわけですね。 …

脳卒中と脳梗塞は、同じ病気?

脳卒中と脳梗塞は、同じ病気? 皆さんの中には、「脳卒中って、脳梗塞のこと?」とか、「脳卒中と脳梗塞は、違う病気?」などと思った人もいるのではないでしょうか。 もっともな疑問だと思います。 答えを先にいうと、「脳梗塞」は「脳卒中の一つ」です。 …

脳卒中は、やっぱり怖い? 怖くない?

脳卒中は、やっぱり怖い? 怖くない? 脳卒中は、やっぱり怖い 今、これを読んでいるあなたは、どんな人なのでしょう。 ・家族に脳卒中の病歴があるので、自分もなるのではないかと、心配している ・脳卒中を発症し、大きな後遺症はないが、再発しないかと、…

「人生の師」を見つける方法

「人生の師」を見つける方法 自らの生き方を磨き、人生を輝かせていくには、両親、伴侶、恋人だけでなく、「人生の師」とも呼べる存在も必要になってきます。 最近では、「メンター」と呼ばれることもありますが、どんな能力を持った、どんなタイプの師を選…

愛はむくみ解消の処方箋

愛はむくみ解消の処方箋 ここで、「人を愛する」ことの意味について考えてみましょう。 副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスが取れてくると、次第に他者に対する感謝の気持ちが芽生えてきます。 「愛なんてわからない」という人がいますが、簡単に…

これまでの人間関係を手放す効用

これまでの人間関係を手放す効用 この世の中には、ジェラシーが常に渦巻いています。 出る杭は打たれますし、ちょっとしたことで反感を買い、足を引っ張られることもあるでしょう。 ジェラシーを持たれるようなことは避け、組織のなかでは和を保つことを考え…

腸の声に耳を傾けると

腸の声に耳を傾けると OLのBさん(28歳・女性)は、ひどい便秘に悩まされていたことがきっかけで食事改善に取り組むことになりました。 Bさんの場合、便秘に悩まされていた原因は、極度のストレス。 頼まれると嫌とはいえない彼女は、いつもたくさんの仕事…

腸は「第一の脳」である

腸は「第一の脳」である 腸と脳のつながりに関しては、忘れてはならない大事なポイントがあります。 それは、生物の起源は腸にあるということです。 「腸は第二の脳」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、生物の進化の歴史をたどっていくと、腸…

下剤よりもおすすめの薬とは

下剤よりもおすすめの薬とは 便秘外来を開設して20年近くになりますが、受診する患者さんは、長年にわたって強度の便秘に苦しんできた人たちばかりです。 通常、医療機関で診察を受けると下剤がすすめられるケースがほとんどですが、基本的に下剤は処方しま…

ヨーグルトを使った朝食レシピ

ヨーグルトを使った朝食レシピ むくみ腸におすすめ食材としては、ヨーグルトも挙げられますが、気をつけたいのは、人によって自分に合うヨーグルトの種類が異なるという点です。 それぞれのヨーグルトに含まれる乳酸菌の種類や数などが違ってくるからですが…

腸内環境を変える三つのステップ

腸内環境を変える三つのステップ 腸内のフローラが悪玉菌優勢になってしまったら、心身に様々な不調が現れ、最悪の場合、ガンの発症にもつながります。 こうした状況を変えていくには、単純明快に、副交感神経の働きを優位にし、腸内の善玉菌を増やしていく…

日和見菌を味方につける方法

日和見菌を味方につける方法 最近では、マウスの実験にとどまらず、患者さんのお腹の腸内細菌を入れ替えることで病気を治す「便移植」も試みられるようになりました。 便を腸内に移植するなんて、とビックリする人がいるかもしれませんが、欧米では一つの治…

脳を元気にする腸内細菌の秘密

脳を元気にする腸内細菌の秘密 腸と脳のつながりに関して、近年、働く人たちの間で急増している「過敏性腸症候群」という病気が注目されています。 過敏性腸症候群は、ストレスによって引き起こされる便秘、下痢、腹痛などの症状を指し、1下痢型、2便秘型、3…

腸が元気になれば脳も元気に

腸が元気になれば脳も元気に 腸の影響力の大きさについて、便秘と病気のかかわりからさらに踏み込んでいきましょう。 実は、50代まで便秘は女性に多いのですが、60代になると男性にも増えていき、ここに様々な病気が関わってきます。 たとえば、脳内の黒質と…

セロトニンも腸で作られる

セロトニンも腸で作られる 自律神経とメンタルの関係をふまえたうえで改めて注目したいのが、腸のむくみの影響です。 消化管である腸は自律神経に支配されているため、下記2~4のような自律神経のアンバランスが続くと働きが低下していき、「血流障害→むくみ…

自律神経と「うつ」の関係は

自律神経と「うつ」の関係は 自律神経のバランスがいい人の特徴は、見た目も若々しくイキイキしていて、何よりも人当たりがとてもよいところにあります。 「自律神経のバランスはまわりの人に伝染する」といういい方をしていますが、自律神経が整ってくると…

「うつ」の原因は脳にあるのか

「うつ」の原因は脳にあるのか いま、うつになる人が増えているといわれています。 厚生労働省が行なった調査では、医療機関を受診した患者数は年間およそ100万人おり、一般的には、セロトニンのような脳内の神経伝達物質のバランスが崩れてしまうことで起こ…

ストレスを客観視する方法

ストレスを客観視する方法 ハードワークをオンとオフの感覚で切り抜けることも大事ですが、ハードワークに直面したとき、どんな態度で臨めばいいでしょうか? ゆっくりと落ち着く時間も作れない、仕事が次々と舞い込んでくる、様々な相談が寄せられる、とき…

腸のデトックスは心のデトックス

腸のデトックスは心のデトックス ところで最近は、「デトックス」という言葉を耳にするようになりました。 デトックスとは、解毒の意味を持つ「detoxification」の略語で、「体に溜まった毒素や老廃物を排出させること」を指しています。 体に溜まった老廃物…

便秘になって自分の生き方を知る

便秘になって自分の生き方を知る 腸と心の関係について、メンタルの安定を考えるうえで、もう一つ、便秘の存在も無視はできません。 便秘とはどんな状態をいうのか、心の問題と絡めながら詳しく考えてみることにしましょう。 便秘の原因は、基本的にはストレ…

カギは「ゆっくり」と「にっこり」

カギは「ゆっくり」と「にっこり」 ゆっくり話すことを心がけると、呼吸もゆっくりしたものになり、それが副交感神経の働きをうながし、自律神経のバランスを整えます。 つまり、自然と心が落ち着いていくのです。 それは実体験ではなく、自律神経の研究によ…

イライラの原因も腸にある

イライラの原因も腸にある 気温や気圧にかぎらず、腸は外界の刺激に敏感に反応し、たえずストレスを感じています。 問題はそれが、食べ物の消化吸収や血流などにとどまらず、感情の起伏にまで影響を及ぼしているという点でしょう。 心(感情)は脳が生み出した…