2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「マインドフル」なライフスタイルを

「マインドフル」なライフスタイルを マインドフルネスに興味を持ち、まずは挑戦してみようかなとお思いの方にも、いや、毎日時間を取るのはちょっと……とお思いの方にもぜひお勧めしたいことがあります。 生活の中に「マインドフル」な時間を、少しずつ作っ…

実践マインドフルネス

実践マインドフルネス マインドフルネスを実践してみましょう。 以下は、早稲田大学人間科学学術院熊野氏の特別監修を受けた、初心者のためのマインドフルネスの実践方法です。 最初は、10~15分を目安にして始めてみましょう。 (一) 背筋を伸ばして、両肩を…

「マインドフル」とは

「マインドフル」とは 最近、あちこちで「マインドフルネス」という言葉を見聞きする方も多いでしょう。 大きな書店に行けば関連書籍を集めたコーナーがあり、雑誌などでも特集記事がよく組まれています。 アメリカ心理学会の「五つのストレス対策」の中でも…

コーピングと「認知行動療法」

コーピングと「認知行動療法」 自分のストレスを観察し、それに見合った対策を行うというコーピング。 一見安易な方法に見えるかもしれないが、実は、そのバックグラウンドにはしっかりとした理論と実践の積み重ねがあります。 それは、うつ病の再発予防やパ…

ストレスに立ち向かう最前線のコーピング

ストレスに立ち向かう最前線のコーピング 厳しい訓練を乗り越えた宇宙飛行士たちは、想定外の危険な状況にも冷静に対応することができます。 ある意味で、世界で最もストレスに強い人たちの集団です。 そんな宇宙飛行士であっても、知らず知らずの内にストレ…

心や体を守るために実践したい食生活八か条

心や体を守るために実践したい食生活八か条 魚以外にも、ストレス対処の効果が期待できる食べ物や飲み物が、次々と明らかになっています。 葉酸とビタミンB12です。 葉酸は枝豆やほうれん草、レバーに多く含まれ、ビタミンB12は肉や魚に多く含まれています…

心や体を守るために魚を食べよう

心や体を守るために魚を食べよう 運動同様に食生活の改善が大事なことくらいは誰にでも想像がつくことと思います。 しかし、最新研究はもう少し具体的に、どのような理由から、食事の内容がストレスから心や体を守る効果につながるかということを教えてくれ…

ストレス対策最先端のアメリカに注目

ストレス対策最先端のアメリカに注目 ストレスを感じたとき、「いま扁桃体が、副腎が、自律神経が……」などと思い浮かべながら、心や体に及ぼす影響を具体的にイメージすることが重要です。 ところで、日常において、なんらかのストレス対策をしているでしょ…

ストレスに弱い現代人の脳

ストレスに弱い現代人の脳 ストレスがさまざまな病を引き起こしたり、悪化させてしまう危険がありますが、こんな疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。 「ストレスなんて、今に始まったことではない。昔からストレスを原因とする病気はたくさんあったの…

若い女性はストレスに弱い!?

若い女性はストレスに弱い!? 研究を行ったのはヴィオラ・バッカリノ教授。 イタリア出身の女性研究者です。 彼女がこの研究を始めたのは、心臓病の診断や治療を受けている女性が男性より少ないため、女性の心臓の研究があまりなされていないからでした。 リ…

絶え間なく続くストレス反応

絶え間なく続くストレス反応 かつて、感染症が死の病として恐れられていた時代がありました。 原因となるのは、細菌やウイルスです。 例えば、結核菌は、各種の抗生物質が開発されていくにつれ、リスクはかつてに比べると大きく減少しました。 その変わりと…

ストレスを悪化させる「マインド・ワンダリング」

ストレスを悪化させる「マインド・ワンダリング」 慢性的にストレス反応が起きているこうした状況を、さらに悪化させる仕組みがあることが、最近の研究から分かってきました。 その原因となるのが、私たち人類に備わっている「記憶力」や「想像力」だという…

ストレスホルモン「コルチゾール」とは

ストレスホルモン「コルチゾール」とは 心の病との関連で関心を集めているストレスホルモンが「コルチゾール」です。 コルチゾールは、副腎から分泌されると、血液にのって体内を循環しながら、エネルギー源の補充などの重要な役割を果たします。 役割を終え…

「頑張るストレス」と「我慢するストレス」

「頑張るストレス」と「我慢するストレス」 <心の不調は脳に影響が及んでいる可能性を疑え> 「心が重たくて会社を休みたい」 「仕事から帰っても気持がふさいでしまう」 「家事をする気が起こらない」 こんな気分になることは、誰にでもよくあることでしょ…

「健康長寿」は神様からのプレゼント

「健康長寿」は神様からのプレゼント まさか百歳まで生きるとは思わなかった! 百寿者の方たちが共通しておっしゃることです。 いまも、これまでも百寿者の方を30人ぐらい診てきましたが、「私ががんばって努力したからこうなったのよ!」と自信満々でおっし…

歯周病治療で糖尿病を改善、歯磨きでがんを減らす

歯周病治療で糖尿病を改善、歯磨きでがんを減らす 歯は、全身の病気と深く関わっています。 たとえば、歯周病が動脈硬化を起こすという話は聞いたことがあるでしょう。 歯周病は、歯周病菌が慢性の炎症を起こし、歯茎が腫れ、悪化すると歯を支えている骨を溶…

かかりつけ医は複数持つべし

かかりつけ医は複数持つべし ここで言う「かかりつけ医」とは、「気軽に相談できる医者」という意味です。 たとえば健康診断を受けて「精密検査を受けなさい」と言われたとき、気になる症状があるときなどに、気軽に相談できる医者を複数持っておくと安心で…

歩くことに慣れたら「ながら歩き」をしよう

歩くことに慣れたら「ながら歩き」をしよう 「90歳まで元気で長生き」を達成しようと思ったら、認知症予防が欠かせません。 長生きしてもボケたくないという人は多いでしょう。 そこでおすすめしたいのが、歩きながら頭を使うということです。 ただ歩くだけ…

歩けば「ごきげん脳」になる

歩けば「ごきげん脳」になる 日ごろから歩いている人は、とてもいいお顔をしています。 顔をパッと見ただけで「あー、この人はよく歩いているな」「この人はあんまり歩いていないかもな」と何となく予測がつくほど。 なぜ顔に表れるのかと言えば、歩くことは…

正しく歩いていますか?

正しく歩いていますか? 走り方ならまだしも、歩き方なんておそわらなくても誰でも歩いているじゃないか! そう言われそうですが、正しく歩けている人というのは思いのほか少ないものです。 そもそも自分の歩き姿を見る機会はほとんどないので、自分がどう歩…

歩くほどに病気が良くなる

歩くほどに病気が良くなる 人間は動物ですから、本来動く生き物です。 ところが、デスクワークが増えたり、車や電車といった便利な移動手段が増えたりしたことで、現代人はほとんど歩かなくなっています。 がんや認知症、生活習慣病、うつ病、アレルギーや免…

甘いものには近づかない

甘いものには近づかない 『あまくない砂糖の話』というオーストラリアのドキュメンタリー映画を見ました。 人は1日平均ティースプーン40杯分もの砂糖を摂っていることを知り、一日40杯の砂糖を2ヶ月間摂取し続けたらどうなるか――を監督自らが実験した映画で…

カロリー制限よりおかずを多く

カロリー制限よりおかずを多く 「ご飯の量を減らしてくださいね」と伝えると、「カロリーは減らさなくていいですか?」と聞かれることも。 たしかに、これまでは糖尿病などの生活習慣病の治療ではカロリー制限が主流でした。 でも、「ご飯は少なく、おかずは…

炭水化物抜き、糖質制限、ロカボ……何が正解?

炭水化物抜き、糖質制限、ロカボ……何が正解? 炭水化物抜きダイエット、糖質制限、低糖質、ローカーボ、ロカボ……。 最近ではこうした言葉をよく耳にします。 どれも似ていますが、少しずつニュアンスが違っていて、私が勧める「おかずを多く、ご飯は少なく」…

ブドウ糖依存はがん、認知症をつくる?

ブドウ糖依存はがん、認知症をつくる? ご飯やパン、甘いものは、分解されてブドウ糖として体内に吸収されます。 ブドウ糖は脳に対して依存症をつくりやすいことが知られています。 「ブドウ糖依存症」と勝手に呼んでいますが、食べることで脳内に快感がもた…