2013-01-01から1年間の記事一覧

「行動力がある」と「主体性が高い」は同じではない

「行動力がある」と「主体性が高い」は同じではない 主体性が高い人は、行動力があるものです。 「今の自分に足りないもの」や「これから努力するべき課題」を理性的に分析できるので、目標に向かって進んでいきやすい。 時には思い切った方向転換を図ること…

主体性を高めるためにとても大切なこと

主体性を高めるためにとても大切なこと そのテーマは人それぞれだと思いますが、例を挙げると、普遍的に重要性が高いのは、次のようなテーマではないでしょうか。 「自分の仕事について」 「専門分野や興味があることについて」 「自分の経験や実績について…

脳の中の情報は出力しなければ整理できない

脳の中の情報は出力しなければ整理できない 「そのテーマで話したり書いたりする機会が少なすぎる」 これが、「自分の考えをまとめられない」という問題の原因になるのは、「左脳の訓練が不足するから」というだけではありません。 そのテーマで話したり書い…

「誰かの左脳」に依存していないか

「誰かの左脳」に依存していないか 右脳・左脳の問題に限った話ではありませんが、人が何らかの能力を失っていくときには、それを代わりに行っている「誰か」が身近にいる、という場合がよくあります。 分かりやすい例を挙げると、情報を整理することが苦手…

「主体性の問題」に関わること

「主体性の問題」に関わること 何か判断を求められたときに、自分の考えを上手くまとめられない。 意見を述べようとすると、言葉が細切れにしか出てこず、内容もしどろもどろになってしまう。 自分では分かり切っているつもりのことが、上手く説明できない………

毎日見ている風景の中にある変化に気づく

毎日見ている風景の中にある変化に気づく 日常的にできる、右脳を鍛えるトレーニングとしては、「少し辛いと感じる長さの文章を音読する」「テレビやラジオの教養番組をメモを取りながら視聴する」ということも有効ですが、それに加えて、次のようなことを心…

「聞き落とさない力」を高める「オウム返しトレーニング」

「聞き落とさない力」を高める「オウム返しトレーニング」 日常的にできる、右脳を鍛えるトレーニングとしては、「少し辛いと感じる長さの文章を音読する」「テレビやラジオの教養番組をメモを取りながら視聴する」ということも有効ですが、それに加えて、次…

「苦手なこと」がいつの間にか「できないこと」になる/会話から取り残されてしまうとき

「苦手なこと」がいつの間にか「できないこと」になる/会話から取り残されてしまうとき ◆「苦手なこと」がいつの間にか「できないこと」になる 脳はどうしても、自分が得意なことばかりをし、得意でないことは、意識的・無意識的に避けようとするものです。…

左脳の力に頼りすぎて右脳の力を落としてしまう

左脳の力に頼りすぎて右脳の力を落としてしまう 両方の脳がバランスよく鍛えられているのが理想的であることは言うまでもありませんが、人によって(脳が健康な状態であっても)右脳か左脳のどちらかが強い(どちらかが弱い)というのはよくあることで、むしろそ…

「空気が読めない」と言われる

「空気が読めない」と言われる ◆本当は違う人がそう見られてしまうとき 本当に空気が読めない、読む気もないという人たちは、自分のことをそうは認識していないものだと思いますので、この項に目を留めた方々は、じつは、周りの人たちの気持ちや自分がどう見…

即効性がある「やめられないとき」の対処法

即効性がある「やめられないとき」の対処法 「やめなければ」と思っていることをダラダラ続けてしまう。 そういう状態をなくすには、抑制の力を鍛えることが根本的には重要です。 しかし、それは先の長い話でもありますから、一つだけ即効性がある対処法を示…

日常的にできるトレーニング―音読、メモを取りながら視聴

日常的にできるトレーニング―音読、メモを取りながら視聴 小さく抑制する場面をたくさん持つというのは、苦しいことのように思われるかも知れませんが、じつは逆です。 抑制の力が高まってくると、ちょっと辛い、面倒だと感じていたことをいちいち不快とは思…

抑制の力を高める方法に近道を求めてはいけない

抑制の力を高める方法に近道を求めてはいけない 抑制の力が低下して、理性的な脳の働きが全て落ちているときに、個々の力を鍛え直そうとしても無理があります。 まず、そのための努力が続かないと思いますし、問題はもっと根本的なところにあるからです。 逆…

抑制力の低下は、集中力・記憶力・思考力の低下も招く

抑制力の低下は、集中力・記憶力・思考力の低下も招く 感情系に対して思考系が優位である状態を確立できなければいけない 人は通常、子どものうちに、親からの躾などによって、その力を身につけます。 それが学校や社会でさらに鍛えられ、意思や理性と呼ばれ…

「実行できない」「ついやってしまう」「やめられない」

「実行できない」「ついやってしまう」「やめられない」 「抑制の力が落ちている」というのは、次のようなことだと考えて下さい。 やらなければいけないと分かっていることを、なかなか実行できない。 やってはいけないと分かっていることを、ついやってしま…

「朝は学ぶ、昼は働く、夜は休む」が効率的

「朝は学ぶ、昼は働く、夜は休む」が効率的 取材などでよく「脳から考えた場合の効率的な1日の時間割を教えて下さい」という質問を受けることがあります。 そのときにお答えするのは、次のようなことです。 「午前中は、脳に情報を入力する活動、午後は、脳…

社会が動き出す前に「今日の課題」を分析する

社会が動き出す前に「今日の課題」を分析する 大切なのは、朝起きたとき思考系を働かせるための材料を脳に入力しておくことです。 前日の夜寝る前に、明日の予定を確認したり、仕事で使う資料に目を通しておいたりすると、その情報が、翌朝、すっきりとした…

目覚めを快適にする方法―「睡眠と覚醒の間」に注目する

目覚めを快適にする方法―「睡眠と覚醒の間」に注目する 朝スッキリと起きやすくする方法を紹介しましょう。 ポイントは「睡眠と覚醒の間」に注目することだと思います。 目覚まし時計が鳴って、目が覚めたばかりで、眠っているわけではないけれど、まだ完全…

早朝きは感情の安定に多大な恩恵をもたらす

早朝きは感情の安定に多大な恩恵をもたらす 早起きを定着させることには、次のような効果もあると思います。 ●脳の活動が安定する。 ●心身の疲労が回復されやすくなる。 ●日光を浴びる時間を増やすことになる。 三つめの「日光を浴びる時間を増やすことにな…

寝つきを良くする方法――眠りに誘われるメカニズムを強化

寝つきを良くする方法――眠りに誘われるメカニズムを強化 寝つきを良くする方法を紹介しましょう。 確実に有効なのは、次の3つです。 ●昼間、日光を浴びておく。 ●寝る前に暗いところへ移動する。 ●寝る2~3時間前に体を温めておく。 人間が眠くなるためには…

早朝は「時間を有効に使える時間帯」/起床時間を不安定にすると「有効に使える時間」が減る

早朝は「時間を有効に使える時間帯」/起床時間を不安定にすると「有効に使える時間」が減る まず、「早起きを定着させることがなぜ有意義なのか」ということを明確にしておきましょう。 早朝は、1日の中でもっとも「社会に攪乱されない時間帯」だと思います…

早朝は「時間を有効に使える時間帯」/起床時間を不安定にすると「有効に使える時間」が減る

早朝は「時間を有効に使える時間帯」/起床時間を不安定にすると「有効に使える時間」が減る まず、「早起きを定着させることがなぜ有意義なのか」ということを明確にしておきましょう。 早朝は、1日の中でもっとも「社会に攪乱されない時間帯」だと思います…

短い時間を意識する訓練に「スマホのタイマー」を

短い時間を意識する訓練に「スマホのタイマー」を 脳が冴えた状態をつくるためには、5分、15分、30分といった、ごく短い時間を意識して作業する機会を持っていることが、とても大切です。 5分で机の片付けを終わらせ、15分でメールを返信し、30分で簡単な書…

「脳が冴える時間帯」を固定する

「脳が冴える時間帯」を固定する 大切なこととして覚えておいていただきたいのは、 集中して仕事や勉強に取り組む時間帯は、ある程度固定させた方が良い ということです。 目覚まし時計を使って毎朝同じ時間に起きようとしていると、そのうち目覚まし時計を…

脳の覚醒水準が落ちてしまうのはこんなとき

脳の覚醒水準が落ちてしまうのはこんなとき 脳の覚醒水準を下げると考えられるのは、次のような状態です。 ●体を動かしていない。 ●変化がない。 ●作業をせず、同じことを考え続けている。 ●時間の制約がない。 要するに、覚醒水準を上向かせるときと逆のこ…

「覚醒水準の波(脳の状態が上向いているときのこと)」を自分でコントロールする

「覚醒水準の波(脳の状態が上向いているときのこと)」を自分でコントロールする 覚醒水準の波(脳の状態が上向いているときのこと)は、自分である程度コントロールすることが可能だと考えています。 しかし、それを「上向かせよう」と思うだけで上向かせられ…

24時間いつでも集中できるわけではない

24時間いつでも集中できるわけではない 「集中力がない」という問題は、じつは、 集中して仕事や勉強に取り組める時間帯を持っていない という問題だと考えた方が、解決が早いと思います(それだけではないのですが)。 脳は、24時間いつでも集中力を発揮でき…

誰でも簡単に地球一周分歩くことができる

誰でも簡単に地球一周分歩くことができる 私たちが普段している仕事や勉強を「歩くこと」にたとえて考えて見て下さい。 1日1時間だけ歩くとします。 成人の平均的な歩く速さは時速4キロメートルとされていますから、毎日4キロメートル歩く。 それを1ヶ月(30…

「作業興奮」は効果がわかりやすい活脳術/「小さな課題」に分解して「小さなやる気」を得る

「作業興奮」は効果がわかりやすい活脳術/「小さな課題」に分解して「小さなやる気」を得る 「側坐核」というのは、大脳辺縁系の中にある、意欲の発生に著しく関係していると言われている器官です。 側坐核には、手を動かして作業することによって刺激を与…

深く思考する人はよく歩く

深く思考する人はよく歩く 「やる気が起こらない」という人たちに、よく次のようなアドバイスをしています。 「まず、外に出て少し歩きましょう。それから、部屋の片付けなど簡単な雑用をして下さい。その上で、これからやらなければいけない仕事や勉強のう…