2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

小さな疲れをためないための毎日の生活「食べる」

小さな疲れをためないための毎日の生活「食べる」 東洋医学では、不調があらわれたときに、「食べられるか」「食べられないか」を重要視します。 それは生きるためには「食」がたいせつで、食欲があるうちは大丈夫、食欲がなくなったら要注意と考えるからで…

健康寿命を延ばす最後の一押しとは

健康寿命を延ばす最後の一押しとは 健康寿命は食生活と運動、喫煙などの生活習慣、受け継いだ遺伝子のタイプ、人種による体質の違い、医療水準や医療制度、健康と医療に関する知識など、多くの要因が重なり合って決まります。 アメリカの心理学者エレン・ラ…

年齢を忘れて過ごすと体が若返る?

年齢を忘れて過ごすと体が若返る? 心の老化と体の老化が固く結びついていることを示した研究があります。 アメリカの心理学者エレン・ランガー博士が1979年に実施したもので、「時計の針を巻き戻す実験」と呼ばれています。 具体的にいうと、博士が巻き戻し…

百寿者は考え方が根本的に違う

百寿者は考え方が根本的に違う 百寿者の傾向として、いやなことがあっても気持ちを切り替えて、おおらかに前を向く人が多いのは確かです。 「健康・体力づくり事業財団」の「全国100歳老人の1/2サンプルの横断的研究」では、百寿者の約8割が、「毎日気分よく…

認知症遺伝子のスイッチを切る意外な方法

認知症遺伝子のスイッチを切る意外な方法 大切な百活習慣を取り上げます。 ものの考え方です。 平均年齢72歳のアメリカ人、約4800人を4年間観察した研究から、年齢を重ねることを前向きにとらえている人は、そうでない人より認知症を発症しにくいことが明ら…

後期高齢者でも、体は確実に変わる!

後期高齢者でも、体は確実に変わる! 73~90歳の女性を2つのグループに分けて、一方には足の筋力やバランス能力、歩行能力を伸ばすための運動指導を行い、もう一方には以前と同じ生活を送ってもらって、転倒率を比較しました。 研究に参加した時点で、それま…

急がば回れ、筋力を強化するにはこう食べる!

急がば回れ、筋力を強化するにはこう食べる! 美肌効果で知られるビタミンCには骨の合成を促す働きもあり、動物実験からは、ビタミンCがわずかに不足しても骨密度が低下し始めることが明らかになっています。 ビタミンCは水に溶けるので、大量に摂取して…

健康成分も摂り過ぎには注意が必要

健康成分も摂り過ぎには注意が必要 動物性蛋白質を含む食品には脂肪がかなり入っていることがあるため、やみくもに食べると、あまった脂肪が内臓脂肪となって体についてしまいます。 以下に、食品100gに含まれる脂肪の量も記載しました。 ここにあげたなかで…

肉だけでは筋肉は強くならない!

肉だけでは筋肉は強くならない! 「筋肉低下によるフレイルを改善するには、どんな栄養素を摂取すべきでしょうか?」 こんな質問を街角でぶつけようものなら、すぐさま、「筋肉を強くすればいいんだから蛋白質じゃない?」 という答えが返ってきそうです。 …

ジムに行かずに骨と筋肉を強化するには

ジムに行かずに骨と筋肉を強化するには 骨はどうすれば強くなるでしょうか? いくら筋力がついても、骨が細くて今にも折れそうでは怖くて出かけることもできません。 いいえ、ご心配なく。 筋肉をきたえる運動と骨を強くする運動は大部分が重なっているので…

足をきたえると心臓と肺、脳を刺激できる?

足をきたえると心臓と肺、脳を刺激できる? 老化というと、足腰と脳の機能低下を思い浮かべる人が多いでしょう。 加齢に伴って、それぞれの臓器の機能がどのように低下するか。 個人差はあるものの、機能が大きくそこなわれる臓器の代表が筋肉と肺、そして腎…

体をよく動かす人が長生きな理由

体をよく動かす人が長生きな理由 フレイルとかかわりの深い生活習慣病や認知症の予防には有酸素運動が有効なことがわかっています。 有酸素運動は体に酸素をしっかり取り入れながらじっくり行う運動のことで、ウォーキング、自転車こぎ、水泳などが代表です…

高齢者の筋力低下には隠れた特徴がある

高齢者の筋力低下には隠れた特徴がある 「怖いなあ、でも、その逆に筋肉と骨の強さを維持できれば、フレイルとかいうのにならずに済んで健康寿命が延びるわけだ。でも、老化は自然現象だから止めようがないんじゃないのかな?しょせんは無駄な努力ってことは…

「見えない脂肪」が筋力を奪う!?

「見えない脂肪」が筋力を奪う!? 筋肉はあまり使わずにいると、20代をピークとして30歳を過ぎるころから減っていき、太ももの筋肉は一年で1パーセントずつ小さくなるというデータがあります。 わずかずつ低下するので気づきにくく、「あれ?」と思っても、「…

「ゴースト化」から毛細血管を守るには

「ゴースト化」から毛細血管を守るには 昨今、メディアを中心に、毛細血管がくずれた状態を、体が透き通って消えていく幽霊になぞらえてゴースト血管と呼んでいるようです。 正式な医学用語ではありません。 毛細血管のゴースト化は40代くらいから始まるとい…

老化を招く血管の二大病変

老化を招く血管の二大病変 カナダ出身で、近代医学のいしずえを築いたウィリアム・オスラー博士の有名な言葉に、「人は血管とともに老いる」があります。 血管の老化が全身の老化を招くということで、具体的には動脈硬化をさしています。 悪玉コレステロール…

肥満で老化が加速する!?

肥満で老化が加速する!? 少し前に、百寿者は内臓脂肪が少ないと考えられると説明しました。 日本人を含むアジア人はお腹に内臓脂肪がつきやすい体質を持っていますが、内臓脂肪は慢性炎症を起こします。 それも、お腹の中だけでなく、内臓脂肪が作る悪い物質…

「慢性炎症」と老化の関係

「慢性炎症」と老化の関係 AGEと並んで近年注目されているのが慢性炎症です。 炎症という言葉は日常生活でもよく使いますね。 扁桃炎でのどがはれたとか、食中毒による胃腸炎、子どもに多い中耳炎、高齢者に多い関節炎など、赤くはれて痛みと熱を伴う症状…

糖化を止める効果があるのは運動だけ

糖化を止める効果があるのは運動だけ ブドウ糖は生命を維持するのに欠かせない大切なエネルギー源ですが、濃度が高くなり過ぎると体の害になるのです。 このとき起きるのが糖化です。 増えすぎたブドウ糖は血液の流れに乗って全身に運ばれて、血管の表面にあ…

百寿者は「あの病気」が少ない

百寿者は「あの病気」が少ない 百寿者の健康状態を調べた調査から、百寿者のほぼ全員が定期的に通院していることが明らかになっています。 病気知らずで来た人より、ひとつくらい持病がある人のほうが、体をいたわることで長生きするのかもしれません。 「無…

日本の伝統食が骨折・転倒を防ぐ

日本の伝統食が骨折・転倒を防ぐ 厚生労働省の「国民生活基礎調査」のなかに、介護を受けてる人が介護が必要になった原因を調べた項目があります。 これによると、女性は「認知症」に続いて「骨折・転倒」が第2位、男性も「骨折・転倒」が第4位でした。 骨折…

内臓脂肪の燃焼を助ける「良い物質」とは

内臓脂肪の燃焼を助ける「良い物質」とは じつは内臓脂肪は、生活習慣病やがんを増やす悪い物質の他に、これらの病気になりにくくして脂肪の燃焼を助ける良い物質も作っています。 通常は悪い物質と良い物質のバランスが摂れているので大きな問題は起こりま…

「肉を食べれば長生き」の真実

「肉を食べれば長生き」の真実 では、肉もしっかり摂取するほうがよいのでしょうか? いや、肉には注意が必要です。 魚と肉の大きな違いは、肉から蛋白質を摂取しようとすると脂肪が一緒に体に入ることです。 日本で肉の摂取が増えるにつれて平均コレステロ…

魚が日本人の長寿をもたらした

魚が日本人の長寿をもたらした 日本の百寿者が好んで食べてきた魚が健康によいといわれるのは、魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)という成分に、中性脂肪を減らして内臓脂肪をつきにくくする作用があるからです。 これが動脈…

百寿者調査で見えてきた長寿の秘訣

百寿者調査で見えてきた長寿の秘訣 「日本国内で長寿者が多い地域の人は、大豆、魚などから蛋白質を十分摂取し、緑黄色野菜をしっかり食べる傾向がある」という指摘は以前からありました。 緑黄色野菜は、ほうれん草、にんじん、ブロッコリー、トマト、ピー…