2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「脳が冴える時間帯」を固定する

「脳が冴える時間帯」を固定する 大切なこととして覚えておいていただきたいのは、 集中して仕事や勉強に取り組む時間帯は、ある程度固定させた方が良い ということです。 目覚まし時計を使って毎朝同じ時間に起きようとしていると、そのうち目覚まし時計を…

脳の覚醒水準が落ちてしまうのはこんなとき

脳の覚醒水準が落ちてしまうのはこんなとき 脳の覚醒水準を下げると考えられるのは、次のような状態です。 ●体を動かしていない。 ●変化がない。 ●作業をせず、同じことを考え続けている。 ●時間の制約がない。 要するに、覚醒水準を上向かせるときと逆のこ…

「覚醒水準の波(脳の状態が上向いているときのこと)」を自分でコントロールする

「覚醒水準の波(脳の状態が上向いているときのこと)」を自分でコントロールする 覚醒水準の波(脳の状態が上向いているときのこと)は、自分である程度コントロールすることが可能だと考えています。 しかし、それを「上向かせよう」と思うだけで上向かせられ…

24時間いつでも集中できるわけではない

24時間いつでも集中できるわけではない 「集中力がない」という問題は、じつは、 集中して仕事や勉強に取り組める時間帯を持っていない という問題だと考えた方が、解決が早いと思います(それだけではないのですが)。 脳は、24時間いつでも集中力を発揮でき…

誰でも簡単に地球一周分歩くことができる

誰でも簡単に地球一周分歩くことができる 私たちが普段している仕事や勉強を「歩くこと」にたとえて考えて見て下さい。 1日1時間だけ歩くとします。 成人の平均的な歩く速さは時速4キロメートルとされていますから、毎日4キロメートル歩く。 それを1ヶ月(30…

「作業興奮」は効果がわかりやすい活脳術/「小さな課題」に分解して「小さなやる気」を得る

「作業興奮」は効果がわかりやすい活脳術/「小さな課題」に分解して「小さなやる気」を得る 「側坐核」というのは、大脳辺縁系の中にある、意欲の発生に著しく関係していると言われている器官です。 側坐核には、手を動かして作業することによって刺激を与…

深く思考する人はよく歩く

深く思考する人はよく歩く 「やる気が起こらない」という人たちに、よく次のようなアドバイスをしています。 「まず、外に出て少し歩きましょう。それから、部屋の片付けなど簡単な雑用をして下さい。その上で、これからやらなければいけない仕事や勉強のう…

止まっている時間が長いと脳の活動は停滞に向かう

止まっている時間が長いと脳の活動は停滞に向かう 意欲を発生させるためにも、それを維持するためにも、根本的に大切なのは、一言でいえば「行動していること」です。 やる気を起すのが下手な人は、止まって考えている時間が長いのではないかと思います。 脳…

老いじたくは、豊かな食卓から

老いじたくは、豊かな食卓から 人が多く、さまざまなお店がたくさん集まっている都会では会食は簡単にできますが、地方の場合はそうはいきません。 たとえば、私の両親が住んでいる四国では、徳島や松山といった地方都市は別として、ちょっと町から離れると…

口を開けば、心も開く

口を開けば、心も開く 高齢期になると、「食」の問題は、経済的な点だけでなく、買い物や食事に行く体力の点にもあります。 どんな人であっても、自分で出かけるのが大変になる時期は遅かれ早かれ必ずやってきます。 いざというときに、頼れる家族や友人が近…

食の三つの力

食の三つの力 食事とは、単に栄養をとるためのものではありません。 食には、三つの役割があるといわれています。 一つは、栄養素を体内に取り入れて、体をつくったりエネルギー源にする役割。 食の持つ根本的な役割であり、いわば一時的な機能です。 二つ目…

高齢期の問題点は「食」にはじまり、「食」で終わる

高齢期の問題点は「食」にはじまり、「食」で終わる 閉じこもらずに外に出たほうがいいとはわかっていても、なかなかきっかけがつかめないでいる人は多いと思います。 そんな人におすすめなのは、「食」をきっかけにすることです。 たまにはみんなでわいわい…

男の老い方、女の老い方

男の老い方、女の老い方 東京都健康長寿医療センター研究所では、物質的な「閉じこもり」とは別に、心理的な「孤立感」についても調査しています。 人間というものは、人と会っていても孤立感を覚えるときがあります。 閉じこもりではなくても、孤立感を感じ…

「閉じこもり」やすいタイプとは

「閉じこもり」やすいタイプとは おもに男性の話になりますが、会社を定年退職すると日常生活が大きく変わります。 生活の中心は仕事から家庭に、会社から地域に移ります。 そこで、うまく家庭や地域にとけ込むことができれば、その後の高齢期をより楽しく豊…

長い睡眠時間は老化を促進する

長い睡眠時間は老化を促進する 健康長寿にプラスになる要因とマイナスになる要因をまとめたなかで、睡眠時間が長いことは大きなマイナスになることが示されました。 成長期にある若い人なら、睡眠時間が長いことは健康の表れになるのですが、高齢者にとって…

買い物も通院も立派な外出

買い物も通院も立派な外出 高齢者にとっての外出は、体と脳を活性化させる重要な役割があります。 では、そうした役割を最大限に生かすには、どのような目的の外出がよいのでしょうか。 その点についても調査をしてみました。 その結果、拍子抜けされるかも…

「閉じこもり」と認知症の関係

「閉じこもり」と認知症の関係 健康長寿の大敵に「閉じこもり」があります。 年をとると、誰でも出不精になりがちですが、家に閉じこもってばかりいると、一気に老化を促進してしまいます。 現在では、高齢者が家に閉じこもっているのはよくないということが…

体力のある人ほど血管がやわらかい

体力のある人ほど血管がやわらかい 最近、専門家に注目されている健康の指針があります。 それは血管(動脈)の柔軟性でする 同じように、循環器系の健康度を測る指針として血圧がありますが、血圧よりもかなり正確に健康寿命を予測することができます。 調査…

都会の男性と田舎の男性はどちらが足が速いか

都会の男性と田舎の男性はどちらが足が速いか 1990年代のはじめごろ、東京の郊外と秋田県の農村で、高齢者の体力が比較されました。 どちらの高齢者のほうが、歩行速度や握力が優れていたと思いますか? 結果は、東京の高齢者でした。 歩行速度はともかく、…

食べずに運動する危険性

食べずに運動する危険性 実は、運動をするときにも栄養補給は重要なポイントです。 低栄養の人が運動すると、かえって体にマイナスの結果をもたらしてしまうからです。 低栄養の人が運動をしようとしても、それに必要なエネルギーが体内にありません。 食事…

ジョギングは免疫力を上げる

ジョギングは免疫力を上げる 高齢期に適切な運動は、若いときの運動とは違います。 若い人の健康増進や体力づくりには、ジョギング、水泳、サイクリング、エアロビクスのように、たっぷりと酸素を取り入れて行う、いわゆる有酸素運動が効果的です。 高齢者で…

まずは「外出」の機会を増やそう

まずは「外出」の機会を増やそう 歩行速度や握力をはじめ、体力をつけるにはふだんの運動が欠かせません。 でも、一口に運動といっても、必ずしもスポーツジムやプールに行く必要はなく、まずは外出の機会を増やして「体を動かす」という癖をつけることが大…

手足の筋肉を鍛えて血管病の予防を

手足の筋肉を鍛えて血管病の予防を 筋肉をしっかりとつけるには、何が必要なのでしょうか。 その答えもまた、結局は栄養に行き着きます。 タンパク質やカロリーの少ない食事を続けていると、PEM(タンパク質・エネルギー欠乏症)という低栄養の状態になります…

戦後、肉と油で和食の栄養は補完された

戦後、肉と油で和食の栄養は補完された 現在、日本は世界一の長寿国となっています。 ところが、明治から昭和の初期まで、平均寿命は世界でも最下位レベルにあり、終戦前でもまだ55歳に過ぎませんでした。 それが、2010年のWHO(世界保健機関)の発表によれば8…

香辛料、調味料には認知症防止の効果

香辛料、調味料には認知症防止の効果 生姜、胡椒、唐辛子、ウコン(ターメリック)のような香辛料や、オリーブオイル、酢、バジルのような調味料、こうした香辛料や調味料は、単に味をつけるだけの存在なのでしょうか。 いえ、最近の研究では、それだけではな…