2021-01-01から1年間の記事一覧

百寿者(100歳以上の高齢者)の長寿の秘訣

百寿者(100歳以上の高齢者)の長寿の秘訣 ◆健やかに老いるには「糖化」予防が鍵になる 百寿者(センテナリアン)には、二つの共通する特徴があります。 一つは「糖尿病が少ない」こと、もうひとつは「慢性炎症が軽度」だということです。 この二つの特徴は、い…

体に影響を及ぼすのは「酸化」と「糖化」の二大因子

体に影響を及ぼすのは「酸化」と「糖化」の二大因子 老化に影響を与えるのは何なのでしょうか。 老化とは、端的にいえば、タンパク質の劣化です。 例えば、ハダカデバネズミは、がんや動脈硬化になりにくく、とても長寿な動物です。 なぜでしょうか。 この動…

◆なぜ年をとると病気が増えるのか

◆なぜ年をとると病気が増えるのか どうして年をとると病気にかかりやすくなるのでしょうか。 それには、「生き物は、自分の遺伝子を後世に残すことを最優先する」という事象が絡んできます。 実際、私たちの体には、子孫を残すまでは確実に生き延びられるよ…

たった一つの臓器の機能不全が寿命を決める

たった一つの臓器の機能不全が寿命を決める ◆「全身」のメンテナンスが大切 少し古いエピソードですが、アメリカのある有名な自動車メーカーの社長が工場視察をした時のことです。 案内役の工場長は製品の質を自信満々に語りました。 「社長、このバンパーは…

「脳のつながり」を強くする!スマホを味方につける生き方

「脳のつながり」を強くする!スマホを味方につける生き方 人の脳はつながりが強まるほど幸せになる――私はそう考えています。 脳のつながる力・認知予備力は、脳細胞の手と手をつなぐ力が強まって、回路のつながりがしっかりするほど高まっていきます。 この…

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(25-27)

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(25-27) 25.思いっきり笑い、思いっきり泣く 「スマホ認知症」や「脳過労」の人には、感情コントロールがうまくできなくなるケースが少なくありません。 前頭前野の感情抑制機能が落ちているために、感情の起伏がや…

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(22-24)

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(22-24) 22.旅をするなら、手づくりの旅をする 旅行が好きで、休みがとれたときには、よくひとりで東南アジア方面などに向かいます。 そして、その際はスマホの電源をオフにするようにしています。 まあ、海外へ旅…

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(19-21)

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(19-21) 19.「大地のリズム」を感じて生活する 朝は日の光と共に目覚め、日中はさかんに体を動かして活動をして、日が落ちたらねぐらに帰って、夜はぐっすりと休む――。 人間はこういうリズムで生活をするのがもっ…

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(16-18)

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(16-18) 16.スマホをオフにして散歩をしてみる デフォルトモード・ネットワークの活動は、散歩やウォーキングをしているときに活発になることもあります。 たとえば、のんびりと歩いているときに、頭の中にいろいろ…

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(13-15)

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(13-15) 13.レストランや居酒屋は、ネットを使わずに自分の嗅覚で探す レストランや居酒屋は、できるだけネットのお世話にならず、自分の嗅覚を頼りに探すようにしています。 もちろん、たまには不味い店に入ってし…

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(10-12)

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(10-12) 10.他人を誹謗中傷するようなサイトは見ない 脳はたいへん影響されやすい器官です。 たとえば、テレビで嫌なニュースを聞くと、脳が影響を受けてネガティブな気分に染まってしまうことが多いもの。 同じよ…

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(7-9)

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(7-9) 7.「息抜き」にネットサーフィンをするのはやめる 仕事などに疲れてくると「息抜き」の目的でネットサーフィンをすることがありませんか? でも、これはかえって逆効果。 疲れているときにネットサーフィン…

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(4-6)

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(4-6) 4.「食事中」「会話中」はスマホを慎む 人はスマホに夢中になると「大事にすべきことの優先順位」をついつい見失ってしまいがちです。 海外を旅行する日本人には、目の前に息をのむような美しい景色や美術品…

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(1-3)

本来の脳のパワーを取り戻すためのハウツー(1-3) 1.起きてすぐにスマホをチェックしない スマホを枕元に置いて、目覚めたらいちばんにチェックをするクセがついていませんか? これは、スマホに縛られている人の特徴のひとつ。 脳の選択行動が無意識のうちに…

本来の脳のパワーを取り戻すために今日からできること

本来の脳のパワーを取り戻すために今日からできること いまの世の中には、「スマホ認知症」や「スマホ依存症」というほどではないにしろ、スマホに頼りきった生活を続けてきたことで脳を疲れさせてしまっている人が数えきれないほどいらっしゃいます。 「ス…

アクセスのいい脳回路網をつくれば「認知予備力」アップ!

アクセスのいい脳回路網をつくれば「認知予備力」アップ! 「ボケるかボケないか」「脳の衰えが早いか遅いか」といった差がどうしてつくのかをご存じでしょうか。 じつは、こうした「差」に大きな影響をもたらしているのが「脳のつながり」なのです。 わたし…

「考える刺激」「五感を使ったリアルな刺激」が脳の回路を動かす

「考える刺激」「五感を使ったリアルな刺激」が脳の回路を動かす 「脳のつながり」をよくしていくためには、いったいどんなことをすればいいのでしょう。 脳の回路を成長させる引き金となるのは、日々脳に入ってくる「刺激」です。 ただし、どんな刺激でもい…

脳は「つながり」次第で、何歳でも成長する

脳は「つながり」次第で、何歳でも成長する 「スマホ認知症」や「スマホ脳」になっている人は、いろいろな意味で「つながり」が希薄になっていると考えています。 もっとも、これには、異論をお持ちの方も多いでしょう。 だって、スマホやパソコンが普及し、…

【心得10】脳細胞を修復する時間「睡眠」のとり方を変える

【心得10】脳細胞を修復する時間「睡眠」のとり方を変える 最後の「心得」は睡眠についてです。 脳の機能を健康に維持していきたいなら、絶対に睡眠をおろそかにしてはいけません。 夜、眠っているときの脳内では、疲労物質を代謝したり脳細胞を修復したりと…

【心得9】1日5分、ぼんやりする時間を持つ

【心得9】1日5分、ぼんやりする時間を持つ 「スマホ認知症」になる人には、脳の「ぼんやり機能」の働きを落としてしまっている人が少なくありません。 脳のデフォルトモード・ネットワークの働きを低下させてしまっているわけですね。 だから、心当たりのあ…

【心得8】「リアルの体験」を大事にする

【心得8】「リアルの体験」を大事にする 普段からスマホやパソコンに依存していると、どうしてもディスプレイ画面上で情報をやり取りすることが多くなります。 部屋から一歩も出ずに仕事や生活をすることも可能。 いまはたいていのことがわざわざ外に出て足…

【心得7】あえて「手間のかかる方法」を選ぶ

【心得7】あえて「手間のかかる方法」を選ぶ スマホやパソコンなどのITに頼った行動は、従来、私たちがとってきたアナログ的行動よりも脳にもたらす刺激が少ないとされます。 それは、ちょっと日々の行動を振り返ってみれば分かることです。 たとえば―― スマ…

【心得6】「ナビ」になるべく頼らない

【心得6】「ナビ」になるべく頼らない 最近、カーナビやスマホがないと道に迷ってしまうということはありませんか? もし心当たりがあるなら、ナビ機能に慣れきってしまったせいで、脳の空間認知能力が落ちてきているのかもしれません。 空間認知能力とは、…

【心得5】「すぐに検索」をやめてみる

【心得5】「すぐに検索」をやめてみる 漢字は普段から手書きで書いていないと、どんどん書けなくなっていきます。 たまに書類などを記入するときに、簡単な漢字が書けなくてハッとしたことがある人が少なくないのではないでしょうか。 そんなふうに漢字が思…

【心得4】「デジタル・デトックス」をやってみる

【心得4】「デジタル・デトックス」をやってみる 「スマホ認知症」や「スマホ脳」の状態になるいちばんの原因は「過剰な情報のインプット」にあります。 スマホやパソコンなどから日々大量の情報を入れ込んでしまっているために、処理能力が追いつかず、脳が…

【心得3】脳を鍛えるのではなく、脳に疲れをためないようにする

【心得3】脳を鍛えるのではなく、脳に疲れをためないようにする 最近はボケ防止にと脳のトレーニングが流行っていますが、脳が疲れている人に「脳トレ」はおすすめしていません。 仕事やらスマホ依存やらで脳が疲れきっているような状態で「脳トレ」なんかや…

【心得2】「マルチタスク」をやめて「モノタスク(ひとつに集中)」に

【心得2】「マルチタスク」をやめて「モノタスク(ひとつに集中)」に 仕事などで常にいくつもの懸案(タスク)を抱え、忙しくあっちへこっちへと飛び回ってはいないでしょうか。 じつはこれ、非常に脳に疲れをためやすい習慣なのです。 たとえば、次のような状…

【心得1】ひなたぼっこをして脳を休める

【心得1】ひなたぼっこをして脳を休める 「スマホ認知症」になる人は、ほぼ100パーセント脳過労状態に陥っています。 日々の仕事やIT機器への依存習慣によって、脳の処理能力が低下するほどに疲労を蓄積してしまっているわけです。 この状態を放っていると、…

脳の働き具合をよくするために、日常生活で心がけること

脳の働き具合をよくするために、日常生活で心がけること 「スマホ認知症」を防ぐには、日々の生活でどんなことを心がけていけばいいのかを述べていくことにしましょう。 「スマホ認知症」は、スマホやパソコン、タブレットからの過剰な情報インプットによっ…

情報をチェックせずにはいられない「FOMO」も脳が原因?

情報をチェックせずにはいられない「FOMO」も脳が原因? アメリカでは近年。「FOMO(フォモ)」と呼ばれる人が増えて問題になっているそうです。 これは、「Fear of Missing Out」の略で“見逃し不安”といった意味。 つまり、この「FOMO」になると…