認知症

60歳からでも認知症は改善できる

60歳からでも認知症は改善できる ストレスは認知症を引き起こす大きな要因です。 特に日本で問題になっているのは、大きな災害被害後の高齢者の認知症増加です。 2011年3月の東日本大震災、そして原発事故で、仮設住宅に移った高齢者たちに認知症が増えた話…

「薬漬け」治療から脱するための選択肢

「薬漬け」治療から脱するための選択肢 2016年11月、アメリカの製薬会社イーライリリー・アンド・カンパニーは、開発中のアルツハイマー型認知症の治療に、有意な進行抑制がなかったとする臨床結果と、薬の承認申請はおこなわないという衝撃的な発表をしまし…

認知症予防にはMCI(軽度認知障害)の早期発見が不可欠

認知症予防にはMCI(軽度認知障害)の早期発見が不可欠 厚生労働省は2015年1月、認知症の患者数が2025年には700万人を超えると発表しました。これにMCIを加えると約1300万人となり、65歳以上の3人に1人が認知症または予備軍となる計算です。 しかし、認…

ボケるか、ボケないかの境目はMCI(軽度認知障害)

ボケるか、ボケないかの境目はMCI(軽度認知障害) 認知症医療で後悔しないためには、まず予防、早期発見、正しい早期治療の3つを理解しておくことが大切です。 特に大事なのは、早期発見です。 症状があらわれた段階では、脳はすでに激しく損傷しています…

脳疾患の影響を受けて発症する「二次性認知症」

脳疾患の影響を受けて発症する「二次性認知症」 二次性認知症は、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害を起こした後、その後遺症として発症します。 割合としては、男性に多い認知症ですが、女性は閉経後に血清コレステロール濃度が急激に上昇する…

男性に多いレビー小体型認知症

男性に多いレビー小体型認知症 レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症に次いで多い認知症で、アルツハイマー型が女性の発症率が高いのに比べレビー小体型は男性のほうが多く、女性の2倍といわれています。 レビー小体というのは、神経細胞にできる特殊…

家族性と老年性の2タイプがあるアルツハイマー病

家族性と老年性の2タイプがあるアルツハイマー病 アルツハイマー病には、遺伝的要因による「家族性アルツハイマー病」と、遺伝とは関係なく高齢などで脳が萎縮し認知機能が衰える「孤発性アルツハイマー病」があります。 家族性アルツハイマー病は、ある特定…

脳の神経細胞が、減少することで発症する「変性性認知症」

脳の神経細胞が、減少することで発症する「変性性認知症」 主な認知症の種類 認知症は原因となる疾患によって、さまざまな種類があり、大きくは2つの群に分類されます。 ひとつは脳の神経細胞が異常に変化、または減少することによって発症する「変性性認知…

「キレる老人」は認知症の可能性大

「キレる老人」は認知症の可能性大 駅や町中で怒声をあげている高齢者や、店員さんに突然怒り出す、いわゆる「キレる老人」を目にすることがあります。 以前は穏やかだったのに、最近やけに怒りっぽくなった、という急な性格の変化は注意が必要です。 それは…

こんなところに気を配りたい初期の兆候

こんなところに気を配りたい初期の兆候 暮らしの中で気づく、お年寄りの変化。 たとえば、こんなことが起こっていませんか? しまい忘れや置き忘れがふえる、なんでもなくできた家事に失敗するようになる、同じことを繰り返す・・・・・・。 ≪前とは違う行動をする…

在宅ケアのための家族の心構え② 介護者の健康を守るには人の手を借りる、息抜きをする

在宅ケアのための家族の心構え② 介護者の健康を守るには人の手を借りる、息抜きをする 認知症の人の気持ちを理解すると、だんだん介護のコツがわかってきます。 心身が不調だと介護にも影響していきます。 たまには愚痴を吐き出し、息抜きをすることも必要で…

在宅ケアのための家族の心構え① お年寄りの思い、家族の気持ち、それが在宅ケアの基本

在宅ケアのための家族の心構え① お年寄りの思い、家族の気持ち、それが在宅ケアの基本 認知症の人の気持ちを理解すると、だんだん介護のコツがわかってきます。 心身が不調だと介護にも影響していきます。 たまには愚痴を吐き出し、息抜きをすることも必要で…

在宅ケアのよいところとマイナス面

在宅ケアのよいところとマイナス面 在宅ケアのよさは、お年寄りが長年親しんできた環境で過ごせるところ。 ただし、介護をする人だけに過重な負担がかかってはうまくいきません。 支える仕組みをつくる必要があります。 ≪家族だからこそできるケアがあるが、…

ぼけを防ぐ方法はあるか?

ぼけを防ぐ方法はあるか? 年をとってぼけてしまう人と、高齢でもいきいきと過ごす人。 その差をつくる要因がライフスタイル。 認知症を生活習慣病の一つと考えると、防ぐ方向が見えてきます。 ≪食生活を工夫したり脳を活発に活動させることは、ぼけ予防につ…

ぼけやすい人とは?

ぼけやすい人とは? 年をとってぼけてしまう人と、高齢でもいきいきと過ごす人。 その差をつくる要因がライフスタイル。 認知症を生活習慣病の一つと考えると、防ぐ方向が見えてきます。 ≪生活習慣病や頭部への衝撃など、わかってきたリスク因子≫ 年をとって…

認知症は脳の損傷で起こる症状群

認知症は脳の損傷で起こる症状群 認知症の人の脳の中では、なんらかの理由で神経細胞が死滅していきます。 記憶が失われる、時間や場所などがわからなくなる、といった中核症状は、この脳の損傷によって起こるものです。 ≪認知症の脳では、神経細胞の破壊が…

ぼけとは何か?単なる老化と認知症との違いは?

ぼけとは何か?単なる老化と認知症との違いは? とかく「年のせい」にされがちなお年寄りのボケ症状。 単なる老化現象なら心配ないのですが、認知症の始まりということもあります。 それぞれの違いを知っておきましょう。 ≪ぼけという言葉をどんな場合に使う…

家族は認知症をどう受け止めていくか

家族は認知症をどう受け止めていくか 病名を告げられても、すぐには受け入れられないかもしれません。 認知症という病気は、そんなに簡単な相手ではないでしょう。 しかし、お年寄りに寄り添う介護の中に、答えはきっとあります。 ≪受容に至る道は病気やお年…

【認トレ】毎日の「漢字ドリル」で認知機能が改善する

【認トレ】毎日の「漢字ドリル」で認知機能が改善する ■患者さんでも効果が確認できている 理系の計算ドリルなどは趣味に合わないという方、あるいは、逆にひととおり計算ドリルをやり終えてしまって、何か別のものを始めたいという方には、漢字ドリルによる…

【認トレ】計算力を高める「ナンバー計算トレーニング」

【認トレ】計算力を高める「ナンバー計算トレーニング」 ■計算能力は認知症の診断基準のひとつ 計算能力はかなり早い段階から、歳を重ねるにつれて少しずつ落ちていく知的能力です。 認知症や、「ちょいボケ」にあたる前段階の軽度認知障害を診断するときに…

【認トレ】「自由会話トレーニング」で脳細胞を活性化

【認トレ】「自由会話トレーニング」で脳細胞を活性化 ■男性高齢者には特にお勧めしたい これは、要するに世間話をすること。 誰でもよいので話し相手を見つけ、5分、10分、30分とできるだけ長く話してみるトレーニングです。 女性の場合はあえて意識しなく…

【認トレ】「見当識トレーニング」で時間間隔を維持

【認トレ】「見当識トレーニング」で時間間隔を維持 ■今日が何日・何曜日かを重点的に 「見当識」というのは、いまが何年何月の何曜日なのか、いまは何時ごろでどんな季節なのかという時間感覚と、いま自分がどこにいるのかという場所感覚、あるいは自分が誰…

ATP(アデノシン3リン酸)が不足してくると認知症を呼び寄せる

ATP(アデノシン3リン酸)が不足してくると認知症を呼び寄せる ■ATPの不足が認知症の根本的な原因? 認知症はアルツハイマー型認知症と脳血管性認知症、レビー小体型認知症、その他の認知症の大きく4タイプに分けられます(ちなみにその他の認知症とし…

【認トレ】「外食比率低減トレーニング」で減塩を楽しむ

【認トレ】「外食比率低減トレーニング」で減塩を楽しむ ■外食は塩分過多で高血圧になりやすい どうも高齢の方ほど、食事を外食で済ませる機会が多くなるようです。 ファミリーレストランやお寿司屋さん、ラーメン屋さんといった店舗で食べる食事はもちろん…

【認トレ】昼間は糖分を補給できる「朝晩の砂糖カット」

【認トレ】昼間は糖分を補給できる「朝晩の砂糖カット」 ■朝のコーヒーはブラックで スイーツなどの甘いものを食べすぎると、血糖値を急激に上げてしまいます。 これは糖尿病発症のリスク要因ですから、糖尿病予防と同時に認知症の危険をも遠ざけるため、日…

【認トレ】和食以外なら「カレー&地中海式食生活」

【認トレ】和食以外なら「カレー&地中海式食生活」 ■ターメリックには認知症の予防効果が期待できる 日々の食事スタイルには和食を選ぶことが、さまざまな面から複合的に認知症予防につながっていくと言えます。 しかし毎日和食ばかりではこれも飽きてしま…

【認トレ】血糖値急上昇を避ける「主食はごはん・そば優先」

【認トレ】血糖値急上昇を避ける「主食はごはん・そば優先」 ■ここでも和食が有利となる おかずに比べて摂取量が多い主食については、次の点を押さえておきましょう。 それは、小麦粉を使ったパンやうどんなどのめん類に比べ、ごはん・そばでは食後の血糖値…

【認トレ】「調理油の確認&変更」でも脂質バランス改善

【認トレ】「調理油の確認&変更」でも脂質バランス改善 ■調理用のサラダ油はキャノーラ油かオリーブオイルに 脂質のバランス改善は、主菜の選択以外でも行えます。 食事のさまざまな場面で認知症や生活習慣病の予防効果が高い油を使用することで、脂質の摂…

「おかずは魚優先」で脂質バランスを改善

「おかずは魚優先」で脂質バランスを改善 ■脂質は摂取量を減らしすぎてもダメ 脂質の中には認知症や各種の生活習慣病を防ぐものと、発症を促進するものとが混在しています。 脂質は、脳の神経細胞をはじめ全身の細胞の細胞膜や、DNAをつくる際に必要とされる…

ボケ予防に理想的な「毎日納豆トレーニング」

ボケ予防に理想的な「毎日納豆トレーニング」 ■納豆は認知症予防のための完全食 食事のスタイルで言えば、和食がベスト。 和食の食事に、毎日1パックの納豆を食べるようにすれば、それだけで認知症予防にほぼ理想的な食事となります。 納豆は、当然ながら大…