2012-01-01から1年間の記事一覧

簡単で効果的な指の爪もみ-免疫力を高める習慣術-

簡単で効果的な指の爪もみ-免疫力を高める習慣術- 免疫理論を共同研究した福田稔先生が提唱している「爪もみ」療法も、免疫力を高めるのに効果的なので紹介しておきましょう。 日ごろの生活では、どうしても交感神経が緊張しがちです。 結果的にリンパ球が…

毎日五分でできる健康体操-免疫力を高める習慣術-

毎日五分でできる健康体操-免疫力を高める習慣術- 1. 8の字運動 足を肩幅に開き、腕を挙げて、空中で8の字を描く。 この体操のヒントは、テレビで、オランウータンが朝起きて手を上に伸ばして背筋を張った姿を見たことからです。 その姿から、オランウー…

毎日軽い体操を習慣づける-免疫力を高める習慣術-

毎日軽い体操を習慣づける-免疫力を高める習慣術- 歩くことは下半身の筋肉の維持にはいいのですが、それだけでは健康を保つには不十分です。 背筋、腹筋などは、歩くだけでは維持できません。 かつては重い荷物を持ち上げたり持ち運ぶ機会なども多く、生活…

まずは歩くことを心がける-免疫力を高める習慣術-

まずは歩くことを心がける-免疫力を高める習慣術- まず、免疫力を高め、体によい生活についてお話しましょう。 最近は、とにかく体にいいというので、歩くこと、ウォーキングが勧められています。 たしかに、歩くことは体を動かす基本です。 歩くことで下…

循環機能は感情に左右される-怒ると顔が真っ赤になるのはなぜ?-

循環機能は感情に左右される-怒ると顔が真っ赤になるのはなぜ?- ◎顔色は血流によって変わる もともと、血液循環は感情に大きく左右されます。 たとえば、顔を真っ赤にして怒っている人がいます。 これは顔面の皮下血管が拡張したため、顔が真っ赤に見える…

腕や足の筋肉が血液循環を支えている-加齢による筋力低下は避けられない?-

腕や足の筋肉が血液循環を支えている-加齢による筋力低下は避けられない?- ◎筋肉がなければ関節は動けない 筋肉の働きが血液循環に大きく関係します。 もちろん、関節もかかわっていますが、やはり主役は筋肉です。 なぜなら、関節だけでは1mmも動けない…

こんな入浴をするのは事故のもと-ちょっとした心がけで悲劇は防げる-

こんな入浴をするのは事故のもと-ちょっとした心がけで悲劇は防げる- ◎事故は冬場の入浴時に起こりやすい 最近の調査によれば、年間で1万4000人もの方が入浴時に亡くなっているそうです。 そのほとんどが冬場に発生していることから、「浴室が寒く、湯温が…

温泉・サウナ・シャワーの効果は?-それぞれの利点をうまく活用しよう-

温泉・サウナ・シャワーの効果は?-それぞれの利点をうまく活用しよう- ◎温泉は「温める」ことが最大の目的 温泉の目的はただ1つ、体を温めることです。 温めることで全身の血液循環を活発にし、病気を治そうとしてきたのです。 温泉にはさまざまな泉質が…

難病治療にも効果的な湯上がり対策-体温を下げないことがいちばん大切-

難病治療にも効果的な湯上がり対策-体温を下げないことがいちばん大切- ◎入浴後1時間はリラックスする 入浴健康法で忘れてはいけないのが、湯上がり対策です。 これをきちんとやらないと、低温長時間浴で体を温めて循環機能を高めても効果は期待できません…

高温短時間浴より低体温長時間浴-毛細血管が喜ぶ温度は38℃-

高温短時間浴より低体温長時間浴-毛細血管が喜ぶ温度は38℃- ◎体の芯までしっかり温まることが大切 一般的に、日本人は、熱いお湯に入ってさっと出る高温短時間浴を好むようです。 たしかに、高温短時間浴は湯上りが爽快で、ストレス解消に大いに役立ちま…

血液循環を高める健康入浴法-ポイントを押さえて効果倍増-

血液循環を高める健康入浴法-ポイントを押さえて効果倍増- ◎毛細血管の働きは簡単に高められる 血液循環のほとんどをコントロールしているのが毛細血管です。 ですから、毛細血管の働きを高めることができれば、ほぼ全身の循環機能が向上します。 日常生活…

塩分を制限してハッピーライフ-生活習慣病の改善につながる第一歩-

塩分を制限してハッピーライフ-生活習慣病の改善につながる第一歩- ◎日本人とは切っても切り離せない塩分 生活習慣病の原因はさまざまです。 喫煙が最大のリスクであるとするデータもあれば、食生活が欧米化して肉類の摂取量が増えたからだ、という説もあ…

生活習慣病はコントロールできる-「負の生活習慣」から「正の生活習慣」へ-

生活習慣病はコントロールできる-「負の生活習慣」から「正の生活習慣」へ- ◎3つのポイントに注意しよう 生活習慣病はいろいろな疾患の集合体であり、いずれも血液循環と深くからみあっています。 つまり、生活習慣病のすべてが、循環機能を低下させる方…

高齢者はもっと肉食をしよう-「老化」という大仕事を成し遂げるために-

高齢者はもっと肉食をしよう-「老化」という大仕事を成し遂げるために- ◎「これ1つでOK」という食品はない 時折、「循環改善食はありませんか」と聞かれることがあります。 残念ながら、循環を改善できる特定の食品はありません。 たとえあったとしても…

循環機能を高める⑥眠る力-昼間の活動が夜の熟睡をもたらす-

循環機能を高める⑥眠る力-昼間の活動が夜の熟睡をもたらす- ◎年齢とともに時間感覚も変わる 歳をとると睡眠時間が短くなる、といわれるのはなぜでしょうか。 ここにおもしろい実験があります。 さまざまな年齢の人を集め、「1分経過したと思ったら手をあげ…

循環機能を高める⑤話す力-楽しくおしゃべりして健康になる-

循環機能を高める⑤話す力-楽しくおしゃべりして健康になる- ◎話せなくなったら要注意 医師は、重病の患者さんと向き合う機会が非常に多いのですが、患者さんがしっかりと話せているあいだは、あまり心配しません。 ですが、言葉が不明瞭になってくると、危…

循環機能を高める④噛む力-ガムを噛めば脳が活性化する-

循環機能を高める④噛む力-ガムを噛めば脳が活性化する- ◎噛むことで全身の循環系が活性化される プロ野球の選手から、「シーズンオフになったら、まず歯医者通いです」という話をうかがったことがあります。 1本でも多くヒットを打ちたいので、試合中は奥…

循環機能を高める③握る力-ギュッと握って全身の力をアップ-

循環機能を高める③握る力-ギュッと握って全身の力をアップ- ◎マラソン選手のスピードが落ちたワケ 保育園や幼稚園で子どもたちに親しまれている「むすんでひらいて」というお遊戯があります。 じつは、この「握る―離す」という手の運動は、血液循環ときわ…

循環機能を高める②歩く力-歩き方が変われば脳の働きも変わる-

循環機能を高める②歩く力-歩き方が変われば脳の働きも変わる- ◎人間は歩くことで地上の王者になった 歩くことは、動物の基本的な移動方法です。 野生動物の世界では、上手に歩けることが、生命維持につながります。 人間は2本の足で歩けるようになったこと…

循環機能を高める①立つ力-「しっかり立つ」意識をもとう-

循環機能を高める①立つ力-「しっかり立つ」意識をもとう- ◎立つことも大運動の1つ 私たちの祖先はいまから約500万年前に2本の足で直立したといわれています。 この間、いろいろな進化の過程があり、いまでは直立した体形が、私たちの生活に適したものとな…

循環機能を高める6つの力-健康長寿も若返りも夢ではない-

循環機能を高める6つの力-健康長寿も若返りも夢ではない- ◎動くことの大切さを再認識しよう 血液循環を促進し、強い血管をつくるためには、運動が絶対に必要です。 その理由は大きく2つあります。 1つは、人間が動物であるからです。 動物は「動く物」です…

意欲の低下は睡眠と運動で振り払おう-やる気のなさを歳のせいにしない-

意欲の低下は睡眠と運動で振り払おう-やる気のなさを歳のせいにしない- ◎ハッピー神経が脳を覚醒させる 中高年になると、意欲の低下がいろいろなかたちで現れます。 最近の研究によると、意欲のもとは、「甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン」だと考えられて…

認知症-“ボケの芽”が育っていませんか?-

認知症-“ボケの芽”が育っていませんか?- ◎予防するチャンスは2回ある 認知症は、そのものずばり、血液循環が関係する疾患です。 アルツハイマー型認知症を中心に、お話しましょう。 アルツハイマー型認知症は、症状が現れる約20年前に、脳内に“ボケの芽”…

肥満-「食本能+飢餓DNA」とのせめぎ合い-

肥満-「食本能+飢餓DNA」とのせめぎ合い- ◎やっぱり「肥満は万病のもと」 人間には、食本能、性本能、群がり本能という3つの本能があります。 なかでも、食本能は自己防衛につながるため、強烈に働きかけます。 人類の歴史は飢餓の歴史でもあります。 …

歯周病-動脈硬化も引き起こしかねない-

歯周病-動脈硬化も引き起こしかねない- ◎歯周病対策はとにかく歯磨き! 口のなかには、さまざまな細菌が存在します。 これを「口腔内常在細菌叢」といいます。 この細菌は悪者ではなく、自分の縄張りを守って、悪い細菌の侵入を防いでいるのです。 でも、…

腎臓病-気づいたときには手遅れ-

腎臓病-気づいたときには手遅れ- ◎腎臓は老化しやすい臓器 ソラマメ型の腎臓のなかには、血管の塊が無数にあります。 腎臓は、全体が血管の塊のような臓器なのです。 血管には、加齢とともに老いるという宿命があります。 そうした血管が集まる腎臓も非常…

脂質異常症(高脂血症)-コレステロールのウソとホント-

脂質異常症(高脂血症)-コレステロールのウソとホント- ◎コレステロール血が高いほうが長生き!? 脂質異常症で問題になる脂質は、コレステロールと中性脂肪です。 現在、コレステロール値は、日本の中高年者にとって恐怖の的といえます。 「日本人はコレス…

脳梗塞-「話せない」「動かない」がそろったら要注意!!-

脳梗塞-「話せない」「動かない」がそろったら要注意!!- ◎高血圧が発症の引き金になる 脳梗塞は、日本人の死亡原因のなかでも上位を占める疾患です。 後遺症が残りやすく、介護や福祉の面でも大きな課題をともなっています。 脳梗塞の別名は「脳軟化症」…

心臓病-便利な循環システムが裏目に出る-

心臓病-便利な循環システムが裏目に出る- ◎心臓は心臓によって養われている 心臓は血管の一部がふくらんだもので、働く臓器です。 働くからには燃料が必要です。 その燃料は、心臓から出る冠状動脈という血管で支えられています。 冠状動脈は心臓の壁(心筋…

肩こりは、アメリカでは通じない!?

肩こりは、アメリカでは通じない!? 肩こりの主役は、後頭部に始まり、鎖骨から胸椎を覆う背中の表層にある「僧帽筋」という筋肉です。 読んで字のごとく、キリスト教の僧侶の帽子に似ていることから名づけられました。 筋肉は疲れると、筋線維が縮んだまま…